STAR DRIVER 輝きのタクト 第10話「そしてマリノの初恋」


新たに日死の巫女たるミズノへとフォーカスを向け、新キャラも一斉投入された前回。
その流れを引き継いでの今回は、ミズノの姉マリノにフォーカスを当てたお話。
でもってついでに前半は野球回だよ、という第10話。


野球回のあるアニメは多いけどサッカー回ってまず滅多に見ないのは、サッカーは攻守が表裏の形でハッキリ区別できない&打席という形での個別表現ができないからなのかな。


さておき、10話です。
今回は姉マリノまでもがタクトに想いを寄せ始めてしまうというお話。
きっかけは些細なことで、決定打になったのも他人からすればどうでも良さそうなこと。
けれどもマリノにとってそれはとても大事なことで・・・とまあそんな塩梅でした。
しかしこうして考えると、メインヒロインたるワコが特に嫉妬をするでもなく積極的な行動を取るでもないため、現状ではメインのはずの彼女が一番ヒロインとして影が薄くなりがち。
制作側としては意図してのことでしょうし、今後どれだけワコの追い上げがあるのか楽しみになります。
まあ、その反面いまスポットが当たってる子はみんな当て馬で終わるかと思うと悲しくもなりますが・・・。

  • 野球パート

野球回のあるアニメは数多いので作品の個性を出すのも一苦労だと思いますが、純粋に面白かったです。
主人公たるタクトがそこそこの活躍こそすれど、全体的には相手方の引き立て役に甘んじていたという扱いも良かったですね。
ただ、スガタの動き。すごいはすごいけど、あれはない(笑)。

  • 幼馴染

スガタとワコは旧知の事実ですが、ケイトもまたこの二人と幼少の頃から仲が良かったようです。
それでも最近は少し疎遠になってしまっていますが、気心しれた間柄であることには変わりない様子。
(立場的にケイトの方から率先して距離を置くようになった?)
これまでの描写からしてもケイト(イブローニュ)には寝返りが期待できなくない面があるので、その辺も含めてこの先の展開が気になります。

  • 続きまして、バッター・・・ケイト

4番。
スガタの前振り。
もしかしてケイトもマリノみたいに?
と思ったんですけどねー。
ただの思わせぶりで、結局オチとして使われる始末(´;ω;`)

  • 新挿入歌

モノクローム』喪失も記憶に新しい中、ついに新曲がお披露目となりました。
タイトルは『イノセント・ブルー』。
歌い手はもちろんミズノ(の中の人)。
モノクローム』がサカナちゃんのイメージに良く合う儚くセンチメンタルな曲調だったのに対し、こちらはポップで明るい感じ。
しかしその分サイバディバトルの導入用としては雰囲気があっていないように思えてしまいました。
ただ、それも『モノクローム』でイメージが固まってしまっているからであって、慣れてくるに従ってそういうこともなくなるかも知れません。
曲自体は負けず劣らずの良いものだと思いますし。

  • 開け!電気棺からのアプリボワゼ

随分久しぶりな気がするこのシーン。
毎回楽しみにしている要素のひとつなので復活は嬉しい。
が、残念ながらソードスターは僕の琴線には触れず。
いまだテツヤさんのあのみなぎってくる感じを超える逸材は出てきません。

  • バトルパート

野球パートに力を入れすぎたせいか、いつよりちょっと残念な感じ。
なんというか、詰め込みすぎで駆け足だった印象が強いです。
毎回あれもこれもやって、その上持ち越しはせずにその回の中で決着までつけるとなるとどうしても無理が利かなくなるのは当然ではあるんですけどね。

  • タウバーン

いつも登場シーンでガパッと開くところがアップで映し出されるタウバーンさんのケツの飾り。
あれはただの装飾品ではなく、ファンネルミサイル的なオプションでした。
4つしかないので少し数が少ないようにも思えますが、性能は折り紙つきのようです。

というわけで、今週も色々てんこ盛りだった10話でした。
来週はカナコの気まぐれ再び、という形で船上パーティにタクト達が招待されるようです。
そして、綺羅星側のサイバディ搭乗者はシモーヌになるのかな?