青の祓魔師 5
- 作者: 加藤和恵
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/12/03
- メディア: コミック
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乱れたチームワークの修復もままならないうちに、聖十字騎士団に生じた一大事のための増援として京都へと派遣されることになる彼ら。
そして、京都と言えば勝呂達の出身地でもあるのだが・・・。
早々アニメ化の魔の手に侵食されたらしい旨が帯にて宣言された第5巻。
さて、上述の通りアニメ化が決定したらしい。
悪しき慣例がまたここにも・・・。
まだろくすっぽ本編が進展しておらず、何ら区切りらしい区切りも迎えていないためグダグダになるかオリストでの微妙な最終回になることが必至かと思うとあまり歓迎できることではないと思うのは僕だけだろうか。
まあでも、関係各位にとっては利点の方が多いだろうからとりあえずはおめでとうございますで良いのかな。
さておき、この5巻について。
前回の一件以来、燐に対して露骨に畏怖の念を示す者・距離を置きたがる者・接し方が分からなくなった者など、各人各様の反応を見せる候補生達。
これに対して燐は、仕方のないことだと思ってはいるようだが、さすがに簡単には割り切れない様子。
一応、ただ一人だけだがまったく変わらない態度で接してくれたやつも居るのが救い。
そして、燐達はそんな状態のまま本部で起きた重大事件の更なる被害拡大と事態の悪化を防ぐべく、支部である京都へと派遣されることになる。
京都と言えば、勝呂の出身地。
物語はここから勝呂を主軸に置き、彼の実家を舞台としてその一門と関係者を巡るごたごたへと移っていく。
これは同時に、京都支部の現況と今後の問題にも通じる事案であって・・・というのがこの5巻のお話。
次巻は別働隊として動いている雪男らの部隊が直面したある事実を元に、物語は更なる緊迫した局面へと発展していく模様。
勝呂らがメインとなることでスポットが当たることが減った燐や彼との接し方に四苦八苦しているしえみ。
そして京都への増援部隊のリーダーを担っているシュラ。
この三人の出番や活躍は増えるのかどうか。
その辺りも含めて6巻が待ち遠しい。