STAR DRIVER 輝きのタクト 第12話「ガラス越しのキス」


それぞれがそれぞれの思惑を持ち、一応は結託した関係を築いている綺羅星十字団
そんな綺羅星の中にあって、サイバディを私利私欲のために利用するのではなく、むしろ反対にそういった者の手から守り正しく管理することを画策している。
それがおとな銀行頭取───ワタナベ・カナコなのであった。
先週のシモーヌ掘り下げ回に続き、カナコをメインにおとな銀行へスポットを当てた第12話。


というわけで、先週に続きおとな銀行大活躍の回。
2クールというスパンの長さを活かし、しばらくはタクト側のストーリーは特に進展させず、いま居る登場人物たちに深みを持たせる構成が続くのかも。


しかしそういったところに時間をかけている割に、相変わらずサイバディバトルはあっさりしすぎていて呆気ない決着の付き方が続いています。
まあ、これはキャラ描写に時間を割いているからというよりは、1回の放送内にすべて収めて持ち越しをしない構成の影響ではありますが。
今週は特に前振りが大きく期待を持たせるものだっただけに、カナコの強さ・凄さが伝わりきらずに終わってしまったのが残念でした(´・ω・`)

  • ザメクとスガタ

何故スガタだけ覚醒できたのか。
現時点ではグリーンの仮説ではありますが、一応の答えがようやく示されました。
つまるところ充電完了になるまでは、電気を供給した方は吸い尽くされてそのままお亡くなりになるとかそういうことのようです。
そう、先代は犠牲になったのだ!

先週までの彼女はいわば、憎むべき復讐の相手を愛しく思い始めている自分の内心に気付きつつそれを認めず否定しようとしている葛藤状態。
けれど先週の一件でそれも解消され、余裕が生まれたというか、角が取れて人として少し丸くなったようです。
外見の話ではなく、内面でも女の子としての可愛らしさが増した感じ。
良い傾向だなぁ。

  • 今日のカナコ嬢

ザ・学級崩壊。
先生もさ、「キター」じゃなくてそこは注意して下さい(´・ω・`)
もしかしたら再三再四注意してきたのに効果がなかったからケイトと同じく諦めた口かも知れませんが、一応夕方アニメだし各方面への配慮的な意味で、ね。

  • ジョージさん

テラサンドバッグ(´;ω;`)ブワッ
記念すべき綺羅星敗戦第一号を飾り、リターンマッチに備えてトレーニングに励んでいたあの描写は何だったのか。
このままだと本当にフィラメントは隊そのものがお笑い部隊としてネタにされるだけで終わってしまいかねませんが・・・。

  • たくふぉふん!

歯ブラシを抜いてから喋れ。
しかし、こうやって時と場所を問わずそのままの状態で強制的に転送されてくるのが確かであるならば、万一入浴中にサイバディ戦が始まったら・・・。
いや、まあ下手するとワコじゃなくてスガタが入浴中に・・・なんてことにもなりかねませんが。
そういえばスガタはゼロ時間でのパジャマ率が高いなぁ。

  • 戦闘中のカナコ

テンションが上がっているからか、本当に楽しいからか。
いつもの妖艶でまったりおっとりした喋り方とは違って、とても溌剌としている感じがありありと表れていました。
てゆーか表情からして感情があふれ出しまくり。

  • パイル・クラッシャー

また新必殺技が・・・。
一体どんだけ隠しもってんだよ、ずるいぞ!
しかしそうか、あの尾びれ?みたいなのはパイルっていうのか。
ミサイルとして飛ばしたり打撃力向上の武器になったり、色々と便利そう。

以上、11話でした。
来週はここのところまったくいいところがない(ネタ的には美味しいところを持っていっていますが)フィラメントが頑張る回。
になるのかどうか。
というかそれ以前に、ペーシェントは既に一度敗戦済みなのですが、復元に成功したということなのか、スガタに制御を乗っ取られた状態はノーカウント扱いになっているのか。
その辺りが気になります。