GOSICK 第8話「過去の王国に遠吠えがこだまする」


20年前に起きたシオドア殺害事件。
その犯人とされ、村を追放されたヴィクトリカの母コルデリア。
だが、ヴィクトリカには彼女が罪人ではないという確信があった。
そしていま、カオスの欠片を再構成し、ヴィクトリカが真相を暴く!
いい最終回だった・・・という最終回ではない第8話。


構成及び脚本がどうにも残念クオリティでした。
もうちょいどうにかならなかったのかと思わざるを得ず。
やはり12冊?もの小説を2クールでアニメ化し切るというのはあまりにも無理がありますね。
勝手な希望を言わせてもらうと、時系列に則ってS1→1→2の順で各4話前後の1クールでアニメ化し、今回を最終回にするのが良い形だったかな。


しかしこればかりは角川の意向によるところでしょうし、一概にボンズだけを責めることもできないです。
そう考えると、原作をご存じなくアニメが「酷い」「つまらない」と感じた人ほど原作を読むと良いかも。
一見して今回のアニメ化が宣伝としてはまったく逆効果のようでいて、実は角川の高度?な戦術に違いない。

  • 今回のまとめ

・シオドア殺害の犯人はハーマイニア(当時6歳)
・柱時計に潜み、入室してきたシオドアが金貨を拾おうと腰を屈めたところを上から飛び降りるようにして一刺し
 その後施錠し、もう一度時計に隠れて第一発見者を待った
 発見者が人を呼びにいく間に鍵の開いたドアから外へ
・動機は「予言された未来を変えるため」


・アラン及びラウール殺害の犯人はデリク(アランのケースは直接手は下していないが)
・動機は「貴重な骨董品を二人に悪用されないため」(アニメでは語られていない部分)
 デリクは自宅へ持って帰りコレクションとして大事にするつもりだったが、二人はデリクを出し抜いて転売する気だったことを知って激怒→殺害を決意



話は変わって、それにしても「いい最終回だなぁ」な展開でした。
BGMもさすがの中川クオリティというか、脚本が残念な一方で音楽だけが一人気を吐いていた感じです。
あと、桑島さんの労もねぎらわないといけない気がします・・・。


来週は謎解きなどとはほぼ無縁のお話ですし、尺の面でもあまり無理せずに済みそうな話なので気楽に見れると思います。