STAR DRIVER 輝きのタクト 第22話「神話前夜」


いよいよ公演日を迎えた夜間飛行の『神話前夜』
ただのお芝居かと思われたその劇は、まるで何かを暗示するような物語で・・・。
サリナ部長の正体は宇宙人!?という第22話。


かなり序盤の頃、誰もいないはずの部室で誰かと会話していたような場面のあったサリナ部長。
その伏線がここにきてようやく回収されました。
が、よもや惑星の外の人だったとは・・・。
小さな島の・・・けれど濃密だった物語が、ここにきて一気に舞台を広げてしまった観があり、驚きや期待よりも不安が先に脳裏をよぎってしまいました。
残すはたったのあと3話。
どうか劇場版や二期への持ち越しといった形ではなく、今放送内できちんとまとめあげて欲しいところです。

  • 神話前夜

かつてサカナちゃんがヘッドに語っていた物語に奇妙な符号が見られました。
偶然の一致とも思えないので、すべての事情を知る部長が書いた脚本とサイバディが綿々と受け継いできた記憶をアプリボワゼすることで共有していたサカナちゃんの物語は、ある程度史実に基づいているんでしょう。
どちらがより現実に起きたことに近いのか、それともどちらも大いに脚色されているのか。
現状からでは、それを知る術はありませんが・・・。

  • ハナ

中の人が棒すぎて困る(´・ω・`)
他のキャストの演技がしっかりしているだけに、プロばかりの現場に一人だけ素人が紛れ込んでいるのは聞くに堪えないです。
とはいえ、そもそも歌手であって声優ではないのでこれは当然の結果。
なので、この場合はできない人が悪いというよりは、できない人を無理に起用する監督の問題かな。
或いは監督も拒否できないような大人の事情によるゴリ押しだったのかもしれませんが。

  • 副部長

ただのきつね(?)ではないとは思っていましたが、やっぱり人語を介することができたんですね。
個人的には、副部長は言葉を理解できるけど話すことはできない動物チックなマスコットのままで居て欲しかったりしたのですが・・・(´・ω・`)
なんかこう・・・実は話せるとなってしまうと、これまでの副部長の行動がすべて「本当は言葉を話せる知的生命体のくせに畜生のフリして欺いていた」というこすいやり口に見えてきてしまうのが残念なんですよね。

  • ヘッド

息子は良いけど、アンタはダメだとさ。
部長の価値基準が絶対ではないとはいえ、この判断には確かに異論はない。
ヘッドはしょせんタクトを輝かせるための出汁にすぎなかったのだ。
さようならダメな人。

来週は、まさかのお約束破りによる三人同時襲撃があるとのこと。
悪役の美学すら最後まで貫き通せないとか、ほんとバニシングエージはダメダメですね(´・ω・`)