死がふたりを分かつまで 14

死がふたりを分かつまで(14) (ヤングガンガンコミックス)

死がふたりを分かつまで(14) (ヤングガンガンコミックス)

まだその瞳が光を失っていなかった頃の護。
そして、彼とジーザスの邂逅。
護の過去の一端を紐解く過去編の後半及び新展開の始まりとなった第14巻。


前巻から引き続き、護の過去を解き明かすエピソードが展開されている。
ただ、この話は2話で終わり、以降はすべて新展開での構成となっている。


そしてこの新展開がまた突飛もないものになっており、とても期待感を煽られる。
具体的には、ジーザスが現在高校教師として赴任している高校に遥を潜入させるというもの。
しかもこの学校には遥の他にも各勢力から荒事の得意な連中が複数送り込まれており、互いににらみ合いをきかせているという遥にとってはまさに生き地獄のような修羅場状態。
その上ここに、護を狙うガルボアの新戦力までもが加わってきて・・・という3勢力・4勢力同時激突を予感させるものになっているのだ。
当然こういった展開ともなれば数々のつわものがその場に居合わせることになるが、全員が全員必ずしも護の敵対者になるとは限らず様々な局面が発生し得る可能性がありそうだ。


尚、今回の作戦は井川によるサポートつき。
久しぶりに護・遥・井川の体制が見られたのが嬉しかったりする。