No.6 #02「光をまとう街」


4年前に手配犯を匿ったことでエリートの資格を失って以来、細々と日常を生きてきた紫苑。
だが、市職員としての職務中に変死体を発見したのをきっかけに状況が一変する。
腰を据えて落ち着くことのできた第二の人生すらも狂ってしまった紫苑の未来には、何が待っているのか・・・。
年頃の女の子が「精子が欲しい」とか「セックスしたい」とかはしたないことを地上波で堂々と言うんじゃありません───という第2話。


さて、静かな滑り出しだった1話に比べて随分と激動に満ちた展開だった今回。
掴みとしては明らかに今回の方が優れており、初回にこういった展開を持って来なかったのは構成ミスのような気もする。
ともあれ、1話を見た時は正直2話も見てみようという意欲がほとんど起きなかったが、重い腰をあげてその2話を見てみた今となっては、3話への興味も少なくはない。
もうしばらくは視聴継続で良さそうです。

  • ネズミ

ただ単に昔の借りを返しに来た、というわけではなさそう。
とはいえ、いまの彼が何をしているのかといったことは委細不明。
たとえば、「実はレジスタンスをしています」などといった詳細の発表は次回に用意されていると考えて良いのかな。

  • 紫苑

部分的に内心を計れる場面があるものの全体的には心理描写が不足。
故に感情移入するのが難しく、まだ主人公としては物足りない人物という印象。
気持ちがハッキリ見て取れる分、現状では沙布の方がキャラクターとして魅力的。

  • 治安局員

マトリックス』のスミスもこんな感じでしたが、サングラスのせいで表情が読み取れない。
それが無機質で気味が悪いという印象を引き立てており、髪形が違っても個性が感じられずロボットか何かのように見えるという・・・。

  • 首の斑紋

死んだ二人の死因との因果関係が強く印象付けられていたアレ。
それが紫苑の首にも・・・。
もしかして、彼が白髪化するのはコレに対する処置が間に合ったものの部分的に影響が出て、頭髪だけ老化したとかそういう理由だったりするんだろうか。

というわけで、初回よりは印象が改善した第2話でした。
これがどこかで大化けするようだと尚良いな。