輪るピングドラム 第2話〜4話を一気視聴

主食であるところのオリアニなのに存在に気付かずスルー。
気付いてからも第1話を見たきり、後回しにして放置してきていました。
しかし既に1クールの折り返し地点まで来ていることもあり、事ここに至ってようやく追い上げを開始し、4話まで視聴終了。


さて、とりあえず思いつく限りの感想を列挙してみます。

  • 独特のテンションが苦手

1話を見たっきり次に手が出なかったのはこれが主因。
慣れてくれば楽しめるようになりましたが、それでも4話は更に一段突き抜けていて、ついていけない気がしてしまいました。

  • 暗中模索

わけもわからないまま翻弄される主人公と、そこに現れた謎の美?少女。
物語が進もうとしている方向性すら見えないのは些か視界がダークにすぎる気もしますが、こういった謎めいた展開は好きです。

  • 寸劇

4話が特に顕著でしたが、本論とはまったく無関係(と思われる)なところで合間合間に入る寸劇がまどろっこしい。
視聴者を楽しませる目的で差し込まれているはずなのですが、サクサク進んで欲しいのに邪魔をされているようで個人的にはどうにも楽しくありません。
喩えるなら映画を見ている途中で芸人のコントを見せられているような?
そのコントが映画の一部になっていると思えるほどの一体感があればそれはそれで良いのですが、そういったわけでもなし。


このことが作品全体の印象としても「笑わせたいのか」「シリアスで魅せたいのか」「それとも謎めきで魅了したいのか」ハッキリしない中途半端さを感じる原因になっている気がします。
そして、「どれもやりたいが故のハイブリッドです!」というには総合力の練度が足りない。

総じて、何がしたい(見せたい)のかよくわからないのが残念。
勢いだけでお茶を濁されているようで、いまひとつ物足りないです。
ひとまず放送済みの6話までは見続けますが、そこまでで印象が改善されなければ・・・。
各要素だけを見ると結構魅力的で面白い一面もあるんですけどねぇ。
どうにも勿体ない。