花咲くいろは 第二十五話「私の好きな喜翆荘」


旅館を畳むという女将と経営続行を望む従業員たちとが二分してしまった喜翆荘。
しかも折悪くそれは一年でも最大の書き入れ時であるぼんぼり祭り間近の出来事だった。
女将への反駁、多忙を極める業務。
嫌が応にもみなが殺気立ち、職場の空気は悪くなっていく一方だったのだが・・・。


なんか違う・・・これは違う。こんなん私の知ってる喜翆荘ちゃうわ!───という第25話。


さて、物語がごたごたしているだけに、それを見る方にも色々と思うところが出てくるわけですが、その辺は概ね割愛。
それより何よりこの25話は、仲居姿の緒花ママこと皐月が色っぽすぎてけしからん!
あれで四十近いとか一体何の悪い冗談か、と。
お約束の「ババア無理すんな」の正反対をいく「いいぞもっとやれ」状態でした。
眼福眼福。

それと、親子三代そろい踏みの光景が感慨深い。
まあ、これをやらんがために用意されたかのような前後関係がどうにもよろしくないものだったので折角の名シーンも・・・という気もしましたが。



一方で未だに───いつまでも───最後までダメなみんち・・・。
今回も見事な自分本位ぶりを発揮。
だが、それが・・・良くないから困る(´・ω・`)
中盤辺りで多少株を上げたこともありましたが、結局は最悪な第一印象からさして印象が変わらないままここまで来てしまいました。
2クールもあれば、最初があれだけ最悪だと印象を良くしていくエピソードが積み重なって、終わる頃にはすっかり評価が変わるのが当然の構成だと思うわけですが、そうはならず不快なキャラのままジエンド。
一体この作品の脚本家はみんちで何がしたかったのか。


というわけで、良い面と悪い面がごっちゃになった最終回前の第25話でした。
ラストは良い面ばかり目に付く仕上がりだと良いな・・・。
あとは女将さんが死なないことを願うばかり。
その他の顛末はなるようになればよし。