君と紙ヒコーキと。 1

友達よりも大切なちょっと気になる幼馴染。
気恥ずかしくてまっすぐには伝えられない。
だから紙ヒコーキのようにへろへろ曲がって飛んでいく。
ほんのり心あたたまる青春学園四コマ。


購入からすでに半年以上が経過してしまったが、表紙のタッチに惹かれて買ってみた1冊。
まず結論から言えば、表紙買いをして正解だったというか、期待以上のものだったために大満足。
惜しむらくは、1とナンバリングされていながらもこの巻に掲載されている分で連載が終了しており、次がないことが残念でならない。
確かに長期連載に適した作品ではないが、せめてもう1冊くらいは読んでみたかったものである。


尚、内容は冒頭書いた通りのほろ苦ちょい甘の青春モノ。
ブコメといった風情ではない絶妙な加減や微妙な距離感をもつ二人が微笑ましく、ハートウォーミングな作品である。
ブラックジョークや時事ネタもないので、広くどんな人でも楽しめる作りであると言えるだろう。
1巻完結といった手頃さもあるので、少しでも興味があれば是非手にとってみて欲しい。