Fate/Zero 第五話「凶獣咆哮」


セイバーとランサーの両名によって繰り広げられた息を飲むような戦い。
その場に突如割って入ったライダーは、ふたつの問いを投げかけた。
ひとつ、勇猛なる騎士よ我が軍門に下る気はないか。
無論、これはセイバー達が承服するはずもなかったのだが、次いで放たれた彼の問いは戦局を揺り動かすものだった。
そう、彼はこう問うたのである。
この場に居合わせながら未だ姿を見せぬ英霊は、臆病者との謗りを免れえぬが、それで良いのだな、と・・・。


さて、ほんの一時とは言え、揃いも揃ったり五人ものサーヴァントが一同に介した今回。
のみならず、唯一未登場だったサーヴァントとしてついに姿を現したヴァーサーカーの暴れぶり。
刻々と変わる戦況とそのことに焦燥を抱く切嗣。
そして何より豪放磊落ぶりを遺憾なく発揮するライダーの豪胆ぶりなど実に見所の多い展開となっていました。
既に5話目となりますが、ここまで一度もガッカリするような回がないというのは驚嘆に値するといっても過言ではないかも知れませんね。

  • 「あんなバカに世界は一度・・・」

バカなればこそ、ですよ切嗣さん。
それぐらいでなければ世界を征服しようだなんて大それた野望、実行に移す前に断念しようというもの。

  • 片腹大激痛

ライダーさん・・・ケイネスに対してなんと胸のすくような物言い。
もうこの人好きすぎて困る。

  • 「まずいな・・・」「・・・まずいですね」

そうでしょうね(笑)。
何しろあの金ピカさんときたらプライドだけは超一流でいらっしゃいますし・・・。

  • 黒いの

いやぁ、強い・凄い・渋い。
ランサーやライダーとはまた違ったベクトルで格好良い。
そして、CG(だろう)とはいえそんなバーサーカーを生み出す制作スタッフのはたらきも素晴らしいです。


そして、そうやって黒い人が輝けば輝くほどそれに反比例して金色の人が笑いの種になっていくという皮肉。

  • ランサー・・・(´・ω・`)

この後の第五次聖杯戦争といい、ランサーのクラスは何故こうもマスターに恵まれないのか。
何かの呪いとしか思えないのですが・・・。

  • 必殺の轢き逃げアタック

まあ、あの状況を黙ってみているこの人ではないですよね。
しかしこれで結果としてケイネスは令呪の無駄遣いをしたわけで、ざまぁないのです。

  • 激しい勘違い

どうやらキャスターはセイバーをジャンヌ・ダルクだと思った模様。
残念、それはアーサー王だ。
魔女でもなければ処女でもない。

というわけで、株を上げた者下げた者、それぞれあったもののやたらと魅力的な人物が揃い「これが、聖杯戦争・・・」という感慨を得るに十分な第5話でした。
そして次回は、ランサーとの再戦の話になるのかな?