LAST EXILE(ラストエグザイル) 銀翼のファム #03「Light square」
リリアーナの特攻も実らず、王都にはエグザイルが墜ち、トゥランはアデスの支配下となった。
そして、国を失くし最愛の家族も亡くして一人生き延びた第二王女ミリア。
悲嘆に暮れる彼女の怒りは、命の恩人であるはずの空族たちにまで向けられる。
だが、同じような境遇を辿ってきた彼らは、そんな彼女をも優しく受け止めてくれるのだった・・・。
おや?もうすっかり寒さが身にしみる季節になってきたというのに何故か汗が出てきたぞ・・・目から───という第3話。
さて、1・2話と怒涛の展開を辿り、国がひとつ滅ぶにまで至った本作。
そこで今回は、一旦話を落ち着かせ、主要人物を掘り下げる展開となりました。
と同時に、バタバタしてよく分からないうちに失ってしまったものの重さを改めてかみ締めるような話でもありました。
こうして見ると、1〜3話は静と動の切り替えがよく出来ていて、一連の流れとして巧い構成になっているように思えますね。
- アデス連邦の内情
概ねそんなところだろうとは思われましたが、気になるのは両親。
ふた親共にヴァンシップ乗りだったというのは、そうそうある話ではないような・・・。
ファムの腕ももしかすると天賦の才なのかも知れない。
失われた翼が、亡くなった命が迷わぬよう空へと送り届ける。
それが空に残り、生を永らえることを許された者としての責務であるから、と・・・。
おぉ、スッキリした。
それにこちらの方が似合っている。
これを機に気持ちを入れ替えたであろう彼女には頑張って欲しい。
高慢な態度や後ろ向きな言動もやがて変わっていくはず。
というわけで、新たな展開を迎えるにあたって、悲劇を乗り越え区切りをつけたといった印象の3話でした。
次回は前作で人気だったあの人が再登場?