せいなるめぐみ 2
- 作者: 荒井チェリー
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2011/12/26
- メディア: コミック
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全2巻ばかりで完結となるも無理矢理に幕を閉じた印象はなく、規定路線とも取れるまとまり具合。
さすがの一言がふさわしい作品。
さて、新キャラの追加もなく場面や状況の変化も起きないので説明不要の第2巻。
この巻で完結となることもあり、主に聖の将来・・・より具体的に言えば、恵との生活はこの先どうするつもりなのかが主題となっている。
そういったこともあり、連載分の各回ごとにある程度独立した話とはなっているもののそれぞれにつながりもあり、若干のストーリー性を内包している。
また、全2巻でまとめられたこともあり、話が広がりすぎていることもなく収まりも良い。
ただ、上述した通り2巻は刑部家が最大の焦点となっていることもあり、1巻のようなラブコメ色には乏しい。
帯などの謳い文句は1巻同様引き続き学園ラブコメといった扱いとなっているが、そういったものを期待するのは誤りだろう。
尚、最後の締めはあってもなくても差し支えないようなプチファンタジー要素によって閉じられている。
これは2巻を読んでいく過程でそうだろうなと予想の付くものであったが、オチとしてなくてはならないものといったわけでもないため最後の最後でファンタジーを絡めるくらいならばなくても良かったのではないかと思えるオチであった。
まあ、かといってあったからといって毒になるような要素でもないので、どちらでも良いと言えば良いのだが・・・。