ラストエグザイル 砂時計の旅人 1

ついにギルドの支配を打ち破ることを成し遂げたアナトレーとデュシスの連合軍。
自由を勝ち取った彼らは、プレステールを脱出し母星へと旅立つ術を手に入れた。
その移民団の第一陣として母星へと降り立ったクラウス達。
彼らはようやく手にした安息の地で穏やかな生活を送るはずだったのだが・・・。
───アニメのその後を描く完全オリジナルストーリー第1巻。


さて、本作は上述の通りアニメのその後を描いた作品。
あちらがやや不完全な形での幕引きを向かえていただけに、この内容はまさにファン待望と言えるだろう。
しかし、そうであるだけに残念ながらお世辞にもアニメを見たことがない人でも大歓迎といった作品ではない。
あくまでも視聴が前提となってはじめて魅力がわかる作品である。
丁度アニメの第1期と第2期の間を補完するような形となっているので、銀翼のファムと併せてこちらも読むと良さそうだ。


以下、雑感。

アリスさん自重(笑)。いやー、なんだかすっかり人が変わったかのようだが、本人が楽しそうだし、見ている方としても面白いからこれはアリかな。

クラウス・ラヴィ・タチアナでの三角関係は本作でも最大の見所か。

またしても狙われることとなったアル。やっと、やっと終わったはずなのに・・・。