ドロテア〜魔女の鉄鎚〜 1

ドロテア~魔女の鉄鎚~ (1) (カドカワコミックスドラゴンJr)

ドイツの片田舎にアルビノの子が住む集落があった。
時代は移ろい異端狩りが起こらんとする世界から故郷を救うために一人の少女が傭兵入りを志願する。
戦場で自らが魔女として排斥される危険を孕みながら…。
まあこんなカンジで始まる冒険ものかな？
ファンタジーではないな。白色赤眼のアルビノは実在するし、魔法だ何だが登場する気配もない。
大きな物語の幕開けといった塩梅で、目先何かしらの危機が降りかかるわけではなく、危機が迫る前に世を知り事を成すことで集落の長たる資格を身につけんがために旅立つ。というのが正確な所。
現状、話は綺麗な面しか見えてこないが、戦場の凄惨さを一足先に経験した同行の幼馴染が「君に同じ光景を見て欲しくはない」と志願をやめさせようとすることからして、今後苛烈を極めてきそうな予感はある。
しかし絵柄は整ってるし良く描けてると思ったら、成年漫画の方で経歴をお持ちのよう。
一般誌での連載は初めてってだけみたい。