GUNSLINGER GIRL 7
- 作者: 相田裕
- 出版社/メーカー: 角川HD(アスキー・メディアワークス)
- 発売日: 2006/07/27
- メディア: コミック
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6巻があまり面白くなかったから7巻も駄目なのではと思っていたが杞憂だったようで。
前巻から引き続いて新フラテッロが中心になるが、今回はクラエスを絡めたりヒルシャー組と共同での仕事が描かれるなど、同じ主役扱いでも前ほど一点張りじゃないのが良いカンジ。
クラエスの眼鏡という忘れられがちな逸話を出してきたり、押さえる所を押さえてるなぁ、と。
また、ジャン兄弟が五共和国派(パダーニャ)への復讐を心に決め公社入りする契機となった出来事がようやく表舞台に…。
と、まあそんなわけなんだけど、気になったのはヒルシャー若返ってない?(笑)というのと、パダーニャの扱い。
パダーニャ=敵=悪というこれまでの図式に新キャラが疑問を投げかけ、復讐の連鎖が生むジレンマという深いテーマに着手する場面が見られたけど、今後この点を掘り下げていくことはあるのかどうか。
今回の話の最後の閉じ方を見る限りそういうことはないと見えるけど、こういう「正解のないテーマ」をどう描くのかには興味があるから掘り下げがあるといいな。