未来日記 1

未来日記 (1) (角川コミックス・エース (KCA129-5))

未来日記 (1) (角川コミックス・エース (KCA129-5))

  • 未来日記1巻の“ココがシビれる” :学校中から援護射撃をもらい駆け抜ける雪輝(116頁)

  その前までの展開が展開なだけにこの見せ方はちょっとずるいくらいに良いなぁ。


以下あらすじ。知らずに読んだ方が面白いと思うのでステルス。
実際に俺も店頭買いしてきたものを予備知識なしで読んだからこそ面白いと感じたんじゃないかと…。
携帯に事細かに日記をつけるのが趣味の中学生雪輝は、彼が空想の中で会っている神 デウス・エクス・マキナから“未来”を与えられる。
曰く、90日後の自分が書いた日記を現時点で見ることができるという。
そして、同様に“未来”を与えた11人を最後の一人になるまで殺し合い、残った者を後継者とすると告げる。
そう、デウスは雪輝の空想などではなく、実在する神だったのである。
今、予知能力者同士のバトル・ロワイアルが幕を開ける!

と、いう突拍子もない設定のSFスリラー。
当初、可愛いあの子が自分のストーカーって構図には「何だかなぁ」と思ったけど、中ほどまで読んで納得。
「あぁ、なるほど。可愛いかどうかは関係ないにしても、これは“ストーカーならでは”だな。」と。
そして、いくら可愛くてもストーカーなんて引くのが普通で、雪輝も浮かれたりせず引いてるのもグッド(笑)。
また、雪輝やストーカーのコなど中学生がちゃんと“中学生らしい”のも説得力があって良い。
他にも、毎度のことながら素人目ではあるが、画の描き方やコマ割も巧みで良いカンジ。
前作『花子と寓話のテラー』も読んでみようかと思うほどに面白かったよ。