戦線スパイクヒルズ 3・4
- 作者: 原田宗典,井田ヒロト
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2006/03/25
- メディア: コミック
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- 作者: 原田宗典,井田ヒロト
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2006/08/25
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- スパヒル3巻の“ココにしんみり” :計画を成功させるためにお互い利用しあうだけだ 「……寒いな。早く、春にならないかな。」(158〜160頁)
背筋がスーっと。虚しいな…。
- スパヒル4巻の“ココにヒヤヒヤ” :ノブオの右手にヤーさんの指が━━(25頁)
こっちは別の意味で背筋が…。
- スパヒル4巻の“ココがツボ” :「お前ら人の上で何する気だ?」(198頁)
うを、何か居るし(笑)。
細いほそい繋がりでしかない関係の彼ら。
何かをきっかけに亀裂が入ったらどうなってしまうんだろう。
そんな読者の不安と好奇心をしっかり満足させてくれる展開をみせてくれる。
計画そのものには直接必要ないキクチが、何のために“パーティ”の一員なのか今回で少し納得できるんじゃなかろうか。
それにしてもノブオはノブオ、スウガクはスウガクで徐々に、しかし確実に暗い方へ裏の方へ突き進んで行ってるんだが、どういった結末になるんだろ。
その辺のブレーキ役を新たに計画に加わった人物が担ってはいるんだが、停止させる程にブレーキを踏むわけでもないし、何より一度動き出した彼らは年配者の忠告など話半分でしか聞かないわけで…。
そこへきて4巻ラストの一文、白抜きブチかましを見せられた日には Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)え、ぇ?どうなるの!? みたいな。
そして、そうか…キクチも学校・家庭環境が━━なのか。
詰まる所3人ともが何かしら不幸、もしくは気の毒な境遇である、と。
まあ、色々な理由からその方がやり易いんだろうけれど、一人くらい普通の恵まれた環境にいる奴がいて欲しかったかな。
何にしても、願わくばノブオとキクチの関係はただ傷を慰めあうだけのもので終わらないように。