マルドゥック・スクランブル The Second Combustion─燃焼


圧縮のぶった切りラストからの続きがほんの数ページ。
あ、あくどいぜ(笑)。それっぽっちなら圧縮に収めてくれよ。
今回もカジノでとあるゲームのテーブルについて「さあ始めようか」的な所で終わるし、故意犯やねぇ。
まあ、それはともかくとして今回は前巻に比べて随分とマイルドな内容。
ドンパチや切った抉ったのアクションに関しても前半のみ。
というか、何を隠そうカジノパートのインパクトが強すぎて他が霞む…。
前半、友人ができたりとバロットにとっては結構大事な所ではあるんだけど。
兎にも角にも一にも二にもカジノパートは面白いので是非楽しんで下さい。
『アカギ』とか麻雀ものでもそうだけど、“イカサマ”絡めた心理戦とかすっごく好き。
そういった意味ではルーレットよりもその前のポーカーが特に良かったかな。
また、そういったストーリーの面白さとは別にキャラクターの魅力もこの作品の良さ。
バロットを除くと、前回はウフコック、今回はドクターの番って雰囲気かな。
カジノに行く前から15・6?の女の子にゲーム理論の講釈とか始めちゃう外れっぷりに加えてカジノに行ってからのヘラヘラウキウキっぷり(笑)。
少ない登場人物で回っている作品ですが、個々の魅力が強いから大所帯の作品にも負けないものがあると思う。
そんなわけで、またもぶった切りでラストの『排気』へ。