ワイルダネス 5

ワイルダネス 5 (サンデーGXコミックス)

ワイルダネス 5 (サンデーGXコミックス)

  • ワイルダネス5巻の“ココにグッときた :「俺はお前が嫌いだが、お前の行動は信用してる。それは覚えとけ。」(79頁)

  銃撃戦で生存するより他人から信用を得る方が難しいんじゃないかってなくらいごちゃごちゃなワイルダネスにおいてこの言葉はアツイ。


作者曰く「五巻は若干地味目な展開になってますが(以下略)」
いやいや、伊藤さんアンタどんだけ作品作りに真摯で謙虚なんですか(笑)。
地味…これで地味だというのなら世の大概の作品は退屈極まりない授業みたいなものってことに…。
「ノンストップ・GUNアクション」(帯より)おもしろさもノンストップ。
とにかくもう、時間が過ぎるのも忘れてページを繰る手が止まらなく、不変のおもしろさ爆裂中。
見たことはないけれど、ノンストップストーリーのクオリティの高さって点ではきっと話題の『24』にも通じるところがあるんじゃないかと推測。
惜しむらくは、新刊を読み終える度に恒例のごとく思う「発売間隔の広さ」(´・ω・`)
来年、07年中に6巻が出れば御の字。
とはいえ、ペースが上がっても質が落ちたら問題外だから気長に待つしかないのも今まで通り。
ジオブリって12巻まで出てるけど完結のメドは立ってるのかな。
あちらが完結すれば質も落ちずにもう少しペースが上がりそうなものだけど…。


ちなみに内容の方は4巻とは180°変わり、エノラとディーにローゼンマンのクソ野郎がメインとなる追跡組の話。
しかしなかなか死なないなぁローゼン…(5巻時点。6巻でも生き残るか、いよいよ死ぬかはネタバレなので伏せ)。
ほんとこういう奴に限ってしぶとくて鬱陶しいんだけど、その“灰汁”が作品を引き立てるからにゃー、伊藤さんは本当に巧い。
また、行動力は元より頭の切れも発揮しつつ今まで以上にディーが活躍。
お気に入りのキャラだから長いこと舞台に留まってくれると嬉しいねー。
しゃあ*1、また6巻待ちの日々へ。健闘を祈ります(`・ω・´)ゝ

*1:モネールっぽく(笑)