皇国の守護者 4

皇国の守護者 4 (ヤングジャンプコミックス)

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• 守護者4巻の“ココにどよーんorz” ：カミンスキィから告げられる驚愕の事実（203頁）

　 ・・・。新城にとっちゃまさにグゥの音も出ない鋭利なナイフ。胃の腑に突き刺さるかのような…。


慈悲なし！慈悲なし！
そう。慈悲もなく、地獄の戦いは続くのであります。
戦争ものだから慈悲なき殺し合いは当たり前？
それももちろんだが、違う、そうじゃない。
云わば、脚本が新城に与える役割に一切の慈悲が…ない…( ´；ω；`)うぅ
それはもう、思わず「（前略）生き地獄のようだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねぇ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…。」とポルナレフしてしまう程。
知らぬが仏。知ることで悔やみ、知った所で取り返しがつかない様なことなら、いっそ知らずに戦死していた方がまだマシなんじゃないかと思えるようなこの仕打ち。
つまるところこの作品は「新城の新城による新城のための」物語なのかも。
少年漫画らしく幾人か主役が居るという感じではなく、新城ただ一人を主役とし、それ以外はすべて引き立て役の助演でしかないと。
こうまで徹底されていると読む方としても、余所では得難いものを得たような気になって興奮するってもんですにゃー。
ちなみに話の方は、今回で一連の「絶望的な情勢での友軍撤退までの時間稼ぎ」に決着がつきます。
それだけに最後の追い込みって側面もあるのかな、苛烈な戦いがこれまでの中でも一番に連続する巻であり、最もきつい展開をみせる巻。
ここまで冷酷でシビアな少年漫画もそうはない程の苛酷さと息を飲む展開は今回も一分の隙もなくてんこもり。
さすがの小説原作、充実の内容。
小説を読んでいなくても尚、よくぞここまで漫画に再現したなぁとそう思えます。


5巻の発売予定は07年夏です。
前回の告知でも「2006年秋、発売予定」とありながらご存知のように冬に出てるので、やはりあくまで予定、2･3ヶ月ずれ込んで秋になる可能性も考慮に入れておいた方が良いかと思います。