ヴァンパイア十字界 8


-十字界8巻の“ココにエエッΣ(゚ロ゚) :「目を覚ませ!!ステラッッ!!」(160頁)
ΩΩΩ<な、なんだってーキバヤシ(;・`д・´)


前回明かされたステラの死の真相、今回はその詳細の解説から。
そしてその後は、平たく言えば「なら俺達が諍ってても仕方ないよねー」てことでストラウスとダムピール勢+1名(詳細は秘密)が結束、宇宙人襲来・GM御前勢力への対応を計る。
また、その途中で生じたトラブルによって不意にもたらされる“ブラックスワン”の誕生秘話と内実も描かれます。


しかしまぁ、ストラウスは完璧超人ですねー。
それにも関わらず千年を越えるこの事態を引き起こす敗着の選択を彼が犯した、という話なんですが、ステラが良い人過ぎて無理もなかったりと本当にこの作品は面倒くさい話です(誉めてます)。
ちなみに次の9巻が最終巻だそうです。
それもあって今回は伏線に関してはひたすら回収のみ。
新しく何かが張られることもないので、今までより心なしか晴れやかな気分。
(実は一応37話の冒頭で、全て明かし尽したかにみえるストラウスがこの期に及んでまだ何か隠している…というフリがありましたが、同じ37話内でこれも回収されてるので実質張られてないも同然)
それはそうと、前回から今回の流れによりこれまで千年以上ものあいだ、大義の為に個人の感情を押し殺してきたブリジット嬢の糸が切れたわけで…。
もうね、あからさまにストラウスにべったりのベタベタ、ねんごろ状態ですよ?
猫っぽい人だとは思ってましたが、つっけんどんからのこの変わりっぷりはまさに(笑)。
尚、最終9巻は非情なる二択の末に結末を迎える模様…。
巻末の予告に不安を煽られつつ、城平さんのことだからハッピーエンドの枠から大きく外れるラストにはならないかなぁとか思いながら心待ちです。