仕立屋工房 3

  • ココがほんわか「キミが貧乏な理由がなんとなくわかったよ」(85頁)

マクモに呆れつつ、そんなマクモが嫌じゃないと思っているキリクって感じですね。
いかにも名コンビっぽくていい調子。


マクモが国を発って最初の1日から。
困ってる人を放っておけないお節介性なのはマクモの性分みたいですね。
急ぎの旅なのに、事あるごとに素通りできず首を突っ込んでます(笑)。
とはいえ、これに関してはサイドストーリーの位置づけ。
本筋の方はややこしく厄介な事になっていきます。
まず、キリクの抱える過去が面倒くさく、冤罪で追われる身のようです。
次に、大量殺人を各地で起こしている件の組織が、想像以上に大きく手強いようで困りもの。
“12死徒”や“4天使”といったそれっぽいフレーズも出てくるようになります。
というわけで、たった2人、このまま次に大量殺人が計画されているシェルトへ向かっても太刀打ちできんのと違う?と考え至った彼らは、止む無く寄り道をし、所謂「パワーアップのための修行」をしようってことに。
まあ、ここまで3冊読んできましたが、ストーリー展開の方は極めてオーソドックスで格別なおもしろさがあるわけではないというのも正直な所。
それでも総じてみるとやはりおもしろいと思うのは、“マクモらしさ”溢れる細部のストーリーとマクモ&キリクの凸凹コンビ故か。
とりあえずこれで既刊は終了、4巻待ちです。