ちびもの〜ちびのもののけ〜 3

  • ココがハートフル :わらしの言葉「離れてもいつも共に在る」(132頁)

ココ、というよりもこれを含めた最終話全部がとてもよかった。


ちびもの最終巻。
創刊1年で休刊した四コマ誌『もえよん』から他誌に移籍。
移籍後も好調に連載を続け、実は旧もえよん作品の中で最も長寿の(はず)作品*1が終わりました。
どうやら担当さんからもらった提案を検討した結果の完結らしいです。
「もっと色々お話を描けたかもとも思うんですが、むしろちょっと物足りない方がこの作品らしさかも。」とは作者。
確かに店頭で帯を見た時は驚いたけれど、四コマ漫画で3冊というと実際はかなりの連載数でもあり、割と完結する作品の多い節目巻数でもあり…。


さて、中身の方はといえば、最終巻だけあって珠玉のストーリー満載って感じでしょうか。
2巻の時に1話辺りのページ数が増えて云々という話をしましたが、3巻収録分は更に増えてます(1話辺り20頁前後)。
ちなみに今更ですが、四コマ誌で連載がスタートしてるけれどこの作品はストーリー漫画で四コマじゃないです。
四コマやってるのはカバー下のオマケだけ(笑)。
しかしまあ、終わってしまうのが何とも寂しいという想いが沸々と…。
微笑ましいつーか、恥ずかしいことを言えば“愛おしい”作品だったなぁと思います。
願わくば、東雲さんにはまた別の作品で連載を始めて欲しいですね。

*1:男爵校長』が1冊 『ぽてまよ』も『ぴるぴる』もまだコミックは1冊きりですからねぇ。