CLOTH ROAD 4
- 作者: 倉田英之,okama
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/02/19
- メディア: コミック
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- ココにグッときた :トーガの言葉「無駄じゃなかったな」(174頁)
立ち上がれファーガス!
カストラートにて母を救うべくデザイナーとしてのあらゆる技術を吸収するファーガス。
捕らわれたファーガスを救うべくジェーン・メイの元でモデルとしての修行を積むジェニファー。
一時離れ離れになりながらも成長を遂げる二人。
ここまでが前回。
そして今回は、両人とも作業に目途をつけ次の行動に移ろうとするところから。
時期は折りしも各国のトップブランドが頂点を決する四年に一度の世界大会“クロスロオド”の開催期。
今年の開催地は二人の居るカストラートのお膝元。
7ヶ国のトップモデルが結集し“美と力の織争(せんそう)”が幕を開ける!
のだけど、これは余興のひとつに過ぎず、闖入者に次ぐ乱入者によって事態は全世界規模での予想外の展開を魅せます。
いやぁ、物語のこの膨らみっぷりは良いですねー。
4巻での最終話にあたるstitch 32がSecond startというサブタイなのですが、新たなる旅立ち─まさに第二章の幕開けという印象。
起承転結でいうと、丁度起・承までを終え転を向かえたところと言えます。
更に今更言うまでもないことだけどokamaさんの画がほんと凄いから!
これまでもスゴイスゴイとは思いましたがこの巻はとてつもないっすねぇ…集大成的な仕上がりだと思います。
驚嘆の域です。
モノクロでこれだからなぁ…もしアニメ化でもされてフルカラーになろううものなら、想像もつかないような凄いものになるんだろうなぁ。
クリエイターの人には地獄だろうけど(笑)。