オオカミの手かします! 1
- 作者: 大和狸
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2007/01/27
- メディア: コミック
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- ココがツボ :類友「あー家がなくなってる!?」「大変!!」(38頁)
同じ轍を踏んでる(笑)。
人間と友達になりたくて妖怪の里から街に下りてきた人狼のハチ。
とりあえず何でも屋をやって糊口を凌ぐことにしたけれど、なかなか実にならず、行き倒れそうになる。
しかし、そこに偶然居合わせた小春に拾われ、物分りの良い母の了承も得て小春の家に居候することに。
そしてハチは、優しい人たちに囲まれながら今日も元気に人間のお役に立とうと頑張っています。
あらすじはこんなカンジですので、次に主な人物の紹介を。
・ハチ:人狼 まっすぐな良い子 がんばり屋さんだけど少々ドジ
・小春:女の子 さっぱりした性格の優しい子 中学生らしからぬ寛容さ
・イナリ:妖狐 ちょいひねくれ者の人間嫌い ハチのことが好き ツンデレの典型
・ママ:小春の母 ザ・グレートマザーな優しさ ハチに可愛い服をあれこれ着させるのが喜び
・パパ:小春の父 泣く子も黙る外見 でも実は少女漫画家
パパ以外は女性(メス)。
レギュラーが少なくシンプルなタイプです。
それだけに、人物同士の絡みよりもキャラクターの個性を活かしたネタ作りがされていると思いますね。
とかく一生懸命なハチと「し、仕方ないな」と言いつつ悪い気はしてない風なイナリがかわいい(笑)。
ちなみにハチは狼にもなれますが、カラスにも負ける弱さからしてぶっちゃけ狼というより室内犬。
絵の方は分かり易いか分かり難いかの二択でどちらかと言えば分かり難い方かも。
主な人物が全員髪・服ともにトーン満載なので1コマが小さい四コマ漫画にしては色の割合が多く、もう少し白くてもいいかなぁ、と。
とはいえ、下手とか上手くないというのとはまた違います。
総じて、巷に溢れる沢山のほのぼの系四コマ漫画の中に混ざっても十分それと判るおもしろさがあります。
予備知識もなしに衝動買いしましたが、良い買い物でしたねー。
尚、カバー下にはおまけ漫画が表裏両方にあります。