RED GARDEN 1
- 作者: GONZO,綾村切人
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2007/02/24
- メディア: コミック
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- ココにエッ!? :「あなた達はね──昨日の夜──死んだのよ…(65〜66頁)
(゚д゚)ポカーン
ケイト、ローズ、レイチェル、クレア、そして…リーズ。
彼女達はニューヨークに住むごく普通の女子高生だった。
しかし、リーズの死という悲劇を境に、恐るべき狂人との戦い、さらには自らの死という受け入れ難い
事実に直面する事になる。
彼女達の哀しき運命の行方は如何に…。(帯より。一部改変)
同名アニメのコミカライズ作品。
アニメはリーズと関係のあった四人の子それぞれが主役ですが、漫画はケイトがメインになります。
それ以外の点に関しては1巻の段階ではほとんど原作通りのストーリー。
思い出せない昨晩の記憶、体に残る違和感、告げられるリーズの死。
そして彼女の死をきっかけに、言葉を交わすこともなかった四人の少女が人ならざる人との生死を賭けた闘いに。
更には「動いて、呼吸をして、食事もできるのに“もう死んでいる”」という理解不能の現実との戦いに放り込まれるというもの。
突如絶望の壁が眼前に立ちふさがるこの訳分からなさ加減は、純サスペンススリラーの趣きですね。
ただ、アニメを見ていたからこそいきなりな展開でもおもしろいと思えますが、まったくの初見だとさすがに意味不明すぎて説明不足感を覚えるかも。
実際、アニメも最初の頃はほんとわけわかんないストーリーでついて行くのに精一杯でした(笑)。
とはいえ、この暗黒感─一寸先は闇状態─が最大のウリともいえますので、説明の丁寧な作品に慣れた人ほどこういったものも新鮮で良いかも知れません。
徐々に全容や舞台増が分かり面白味が増してくる作品ですから、是非挫けずについていってください。
ちなみに絵の方は雰囲気でまくりでかなり良いと思います。
怖いくらいが丁度良い作品ですしね。