KNIGHTS 2

Knights 2 (電撃コミックス)

Knights 2 (電撃コミックス)

  • ココがシビれる :ミストの啖呵「“魔女”を狩る奴は何度でも殺してやる!」から思わぬ助太刀が入るまで(93〜94頁)

いなせだねぇ〜。


相変わらず帯の“大人気イラストレーター”からの推薦文による作品イメージへの阻害が著しいKINGHTSの2巻です。
いや、ホント村田も白亜も一体何を考えてるのか、と。
何この作品の魅力の一片も捉えてないバカ丸出しの推薦文。
こんな推薦文をよこす奴らも奴らですが、そのまま使ってる編集も相当ダメだ…('A`)


さて、話が大きく逸れましたが、構図もはっきりしてきていよいよおもしろくなってきました。
魔女狩りの急先鋒─ドミネク修道会─
表の最大勢力に対するは影の小勢力、ミスト属する─聖なる者への鎚─
今回は垣間見えたミストが抱える心の闇、ミストを追って旅に出たニーナがぶつかる理想と現実の壁、スコット卿の舞台への本格参戦と、巻の終盤でミストが参加することになるジュースティング*1の4つが主な要点。
それまで聖人と命の獲り合いをしていたミストが、何故急に(王都に戻ってまで)武芸大会なぞに参加することになったかというと、ウィルヘルム卿の強い勧めがあったため。
では、これが物語にどう関係してくるのかと言うと、それは今のところ不明。
ただ個人的な推測としてはウィルヘルムの反応を見る限り一等腕の立つミストにも何らかの欠点があるらしく、その事とジュースティングが無関係ではない模様。
巻末の予告にその裏付けとも取れるものがあるから、3巻はこの辺の話がひとつの中心になりそうです。

*1:中世の馬上槍試合。木製の大きな槍を抱えた二人が対面して向かい合い、馬を駆り交錯するすれ違いの瞬間に相手を突くというもの。映画「ロック・ユー!」で知った人も多いはず