未来日記

未来日記 3 (角川コミックス・エース 129-7)

未来日記 3 (角川コミックス・エース 129-7)

  • ココがツボ :ユッキー地獄の板挟み(63頁)

まさに板挟み。頑張れ青少年。


各々の媒体により、自身の未来をある程度〜仔細に把握できる12人の予知者によるバトルロワイアル第3巻。
今回は2巻からの6th戦の決着に留まらず、5thとの殺し合いまでが終了します。
これで脱落者は4人、“ゲーム”の1/3まできたことに…。


しかしなんだか6thも気の毒でしたねぇ。
5thはまあどうでもいいっす。クソガキさようなら、ということで。
尚、6th戦は3巻5話のうちの最初の1話で終わります。
(頁数の関係上無理な話ですが、2巻に収録されていて欲しかった所です。)
そして5th戦は相手云々よりも、何だかんだ言って“共闘”し続けてきた雪輝と由乃の関係の変遷が肝。


それにしても由乃は相変わらず…というか巻を追うごとに色々と「ヤバイ」ことになってますねー。
甲斐甲斐しいと言えば聞こえが良いですが、ガムテ張ってガラス割って侵入して味噌汁作って部屋を掃除するのは犯罪です。
カバンに凶器をたんまり入れて持ち運ぶのも犯罪です。
「よし、めんどくさいから殺しちゃおう」その発想が犯罪です。
それとトマトがさっきより重いって、何その高感度センサーは…度肝を抜かされました。
この辺の所々イってる電波さんな所を見ない振りすれば、良い子だしやってることも可愛いし申し分ないコなんですが…。


ちなみに、今回は雪輝のお母さんが登場します。
いやぁ、おもしろい人です。
それから巻のラストでは“日記”に関する新たな展開への布石がなされます。
まだまだ目の離せない展開が続いていきそうです。
それともうひとつ、「最後の一人になるまで殺し合い」のサバイバルゲームで“共闘”はおろか相手に抜き差しならない感情を持っちゃったらどうするのか。
分かり切っていたことでしたが、今回一石が投じられたことでハッキリと表面化してきたこの問題が気になりつつ4巻へ。