dear 10

Dear 10 (ガンガンWINGコミックス)

Dear 10 (ガンガンWINGコミックス)

  • ココにジンときた :必ず帰ってくるから「行ってらっしゃい!」「行ってきます…!!」(64〜65頁)

隊長はほんに良い人どすわぁ( ´;ω;`)
(他に衝撃的なシーンなどもありましたが、ネタバレ風味なので自重しました)


祝!シリーズ大台の10巻目!
そしてこの時を狙いすましたかのような激動の物語が展開されます。
愛情!熱血!大感動!(海馬風味)
いやぁ、マジこの巻はヤバイです。
と、思わず現代っ子にありがちな何が言いたいのか全く伝わらない「マジヤバイ」発言をしてしまいましたが、とにかくもうアツいですね。
決意の言葉やクサい科白やら何やらバンバン飛び交ってますが、台詞回しの巧みか或いは作品の独特の雰囲気故か、週刊少年漫画が陥りがちな浮ついた感じやとってつけたような感じがしないのが素晴らしいです。
(やはり月刊は違う!さすが月刊って所?)
著者コメントに「そろそろ佳境」とあるように、まさにクライマックスの入り口の巻。
これから最高潮へと達していくだろう観がありありと。
(それ即ち、あと数巻を数えるうちに連載が終わってしまうであろう、ということにも繋がりますが…)


兎にも角にも、これまで数巻かけて徐々に…しかし確実に構築してきた様々な事が最大限活かされており、ここまで連載を追っかけてきて良かったなぁとか、ちょっと気の早い感慨が湧いてきました。
また、「そういや忘れてたけどこういう暴力(=戦闘シーン)もある作品だったんだな」と思い出させられもしました。
その他、(散葉を除き)紅だけが何故「ファミリーネームがなく、名前だけなのか*1」の理由もここへ来て明らかになるなど、本当に色々なことがグワァッと押し寄せてきて流されるような気分。
予告では11巻が今年の秋発売と間を置かずリリースされる予定になっているので、予定通り刊行されることを切に願っています。

*1:散葉、キサラ・スメラギ、小桃・サクライ、昴・ハーネスト、キャロル・ブルーハース、、プリノ・ハーウェル、ケイン・クレバート