ソウルイーター 9

ソウルイーター (9) (ガンガンコミックス (0736))

ソウルイーター (9) (ガンガンコミックス (0736))

  • ココにどんより :脳裏によぎる先生の笑顔、塞ぎ込むクロナ(41頁)

マリーが良い先生しすぎてて感動した(つД`)


5話収録、第9巻。
物語は大魔導師エイボンの最高傑作たる魔導具「波乱」─通称BREW─を巡る三つ巴の争奪戦。
とはいえ、争奪戦が始まるのはこの巻の後ろから2話目から。
最初の1話は親子のくびきを利用し惑わしてくるメデューサに悩み葛藤するクロナの話。
2つ目はタイトルにも特別編とあるようにサイドストーリーで本編とはとりあえずは無関係(内容は例の聖剣に関する笑い話)。
んで、3つ目が導入編。
マカ達死武専生が、来るべき正面衝突に向けての“対抗授業”を受ける模様が描かれる。
核となる内容はマカの精神的な成長かな。


そして後半2話で争奪戦へ突入。
ここからは大久保さん得意のギャグも控え目に、バリバリのバトル漫画の展開に。
主な見所はシド先生with梓vsミフネのタイマン、それとマカ達3人*1以外の死武専生の活躍の様子。
シュタイン、マリー、ジャスティンの活躍はなし(ナイグスはシドに付随してちょこっと活動あり)。
ただ、ジャスティンに限っては対ギリコ戦のフラグは立っているため、水入りさえされなければ10巻では動きがあるんじゃないかと。


良し悪しに関しては最早言うまでもなく良し、ということで割愛。
バトルを描いてもギャグを描いてもそつのない感じです。
まあ、強いて言えば黒星の暴れっぷりやキッドの立ち回りが全くない巻だったんでちょっと物足りなくはあるんですけど、これに関しては明らかに単なる趣味の偏りであって作品の問題じゃあないですね。

*1:マカ・キッド・ブラックスターとそれぞれのデスサイズで実際には6人みたいなものですが