銃姫〜Sincerely Night〜 2
銃姫~Sincerely Night~(2) (シリウスKC)
- 作者: 一文字蛍,高殿円
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/05/23
- メディア: コミック
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- ココにうるうる :「遠くは良く見えるが近くは見えない。・・ただ明ける空が・・見えるだけだ・・・・(198頁)
このシーンもさることながらこのあと、自分も辛いだろうに…苦しいだろうに、毅然と責務を果たすフェリシアに泣いた。
小説より17年前の物語。
原作者書き下ろし、完全オリジナルの『銃姫』アナザーストーリーの2巻目がリリースされました。
いやー、待ってましたよ首を長くして。
ただの漫画化ではなく、オリジナルでのコミカライズなだけに他とは違う期待感がありますねー。
物語は、ルーカ一向が任務からドグラハバト(教団本部)へ戻ってきた所より。
まがりなりにも僧兵候補生の一人であるルーカは定期試験の学科を終え、実技試験を明日に控える。
実戦形式の試験の相手は今、そして未来のライバル─ジェス・グイリバルト─
ルーカは試験を隠れ蓑に巡らされた謀略との戦いを強いられることになるが…。
&
ベテラン鉄槌官─ヴィンセント─のサポート任務に当たることになったルーカとグレイシス。
退役を迎えたヴィンセントであるが、今回のヤマには譲れない事情があるらしい。
そして、形はどうあれ任務は無事に終了するのだが…。
2巻はこのような内容の2本立てと言って良いかと。
主役を変えれば同じ世界でありながら、こうも別の雰囲気の物語を作れるのかと高殿さんには感心させられます。
ストーリー面には不安も不満も見当たらないですねー。
問題は作画の方…。
やはり絵の荒さがまだ気になります。
静的描写はまだしも、アクションなどの動的なシーンになると見辛さや解り難さを感じます。
ただ、強い印象を与える素晴らしい写植とそれを活かした魔法戦には一日の長あり。
こればかりは小説では得ることが出来ない楽しみですので、これからも期待大。
その他の作画全体に関してはまだまだ改善の余地ありです。