学園創世猫天! 1
- 作者: 岩原裕二
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2007/05/18
- メディア: コミック
- クリック: 21回
- この商品を含むブログ (54件) を見る
- ココがシビれる :能力発動!「話くらい聞いてみようとしなさいよこのブタ」(178〜179頁)
で、でけぇ…。
『いばらの王』の著者、岩原裕二さんの最新作。
遥か千年前、平安の世に現れた大妖怪─火焔─
封印せしは、双籠の姫とお供の猫。
そして千年の時を越え、姫に力を授かりし者達と妖怪の戦いがいま再び起こらんとしている。
火焔が封印されし双籠の地、ここ、叉美学園で…。
という、オカルト風味の学園ファンタジー。
主人公は女の子と飼い猫(♂)のペア。
争いに巻き込まれる形で何故か力を得ちゃったってパターンで物語が始まります。
猫がキーパーソン(?)となっているため、とにかく猫の登場が多いです。
人間と猫で半分ずつ物語の核を形作ってますね。
そして叉美学園は、前述の通り火焔が封印されている地であり舞台の中心となります。
全寮制の共学私立校で、猫を一匹飼っても良いという風代わりな高校でもあります。
ちなみにお決まりっちゃお決まりですが、相方の猫は力を得ると人間と会話できるようになります。
種類は雑種から血統種まで色々出てきますし、それぞれに与えられた能力なども「ペアによって」異なります。
また、“ペア”を強調したのには訳がありまして、それは何も必ずしも猫の方が変身したり何だりの特殊能力を発揮するだけでないからです。
尚、ペアは7組とされていますが1巻で能力をお披露目したのは主人公ともう1組のみ。
残りはあとのお楽しみですね。
それから、猫がいっぱい登場するので猫好きの人には嬉しい話ではありますが、姿かたちが猫ってだけで言動は人間そのものだったりします。
ファンタジーなので無理もないですが、ナチュラルに猫が好きって人は過度の期待はなさらぬよう…。
尚、本作は1・2巻が同時刊行されています。
まあ、そんなこすい売り方で2冊同時に買わされるほどぼかぁ甘かないですよ。
堅実に1巻だけ試しに読んでみてから2巻ですよ。
えぇ、まだ買ってません。
でも、結論としては2巻は買います。
感想も数日中にご用意できるかと。