ひとひら 2

ひとひら 2 (アクションコミックス)

ひとひら 2 (アクションコミックス)

  • ココにジンときた :不意討ちに涙して「誰が…ッ、あんたなんか…」(141頁)

演劇部部長の使い方がうまい&大事な作品だと思うんですよ。
(尚、LOVEアイコンは恋愛の方ではなく、友愛の方としてお考え下さい)


極度の上がり症にも関わらず何故か演劇をすることになった麦。
無理矢理あげられた初めての舞台を何とか終え、安心したのも束の間更なる苦難が次々と降りかかる。



とゆーわけで、2巻は次なるステップ─文化祭での公演─に向けての話で、前半は演劇研究会の夏合宿の話。
「頑張りなさい」「できるでしょ」「やりなさい」
とりわけ麦に厳しくあたる野乃。
あまりのスパルタに逃げ出す麦、見かねて野乃に反発する理咲。
研究会は内紛状態に…。
しかし、野乃が麦に厳しいのにはワケがあり、結局はこの騒動も雨降って地を固める結果となる。


後半は一転して研究会のこともそこそこに、ライバルである演劇部部長の美麗と野乃の話。
顔を合わせれば皮肉りあい、衝突ばかりしている二人。
でも、野乃の事を一番知っているのも美麗のようで…。
昔の二人に何があったのか、どんな想いを経ていまの別々の道に至ったのか。
その辺りを深く突っ込んで知ることが出来ます。


管理人はこの後半のストーリーが特に良かったな〜なんて思ってます。
美麗が個人的に好きな人物だからってのもありますが、物語上でも美麗はこの作品には欠かせない人物であることが良くわかる話でもありました。


ちなみに早くも3巻ではしょっぱなから文化祭での本番が始まったところからの話になる模様。
そしてその劇での麦の配役はなんと、主役…。
前途多難とはこの事ですね。