真月譚月姫 5
- 作者: 佐々木少年,TYPE-MOON
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2007/07/27
- メディア: コミック
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- ココにゾクゾク :「ホントはね・・・血を吸うのなんてカンタン・・・だよ」(207頁)
志貴君、人はそれを「地雷発言」と呼ぶのだよ。
電撃コミックスはリリース間隔が比較的広い故、下手打つとたまに前どんな話がどこまで進んでたっけ?と分からなくなるから困りものです。
今回は前回「今世のロア」なる存在と不意に遭遇して襲われた志貴が、そのことをきっかけに忘失していた記憶の一部を呼び覚ますお話から。
アレ、俺なんかコイツのこと知ってるんじゃないか?初めてだけど初めてじゃない気が…。
ロアとの接触後、違和感を覚える志貴。
そして、何か知っている風でありながら普段通りを装い何かを隠そうとする秋葉。
巻の前半分弱は志貴という一人の人間に未だ多く秘められた謎を紐解くダークサイドにシリアスな展開。
そして後半は一転して「約束をブッチした穴埋め」ということで志貴とアルクの“実質デート”な一日の模様が描かれます。
この辺のメリハリというかアップダウンのある展開が上手いですね。
バーガー齧ってるアルクとかおもしろ可愛すぎます。
何より、局面局面でアルクが不意に見せる表情の数々がなかなかのもの。
よくまあこれだけ色々描き分けるなぁと感心します。
アルクに関しての作者の気合の入れようというか思い入れはきっと相当なものに違いないんじゃないかなーって思います。
でもって最後はまたしても「引きのラスト」
(てゆーか幾らなんでもこれは切り方酷すぎないか?ってなくらいバッツリといってます。テレビ見てる途中で停電でもしたかのような終わり方っす。)
楽しくて穏やかな束の間の日常の後にはやっぱり大変な出来事が待っているわけで…。
頑張れ志貴、負けるな志貴!