かみさまのいうとおり! 4

かみさまのいうとおり! (4) (まんがタイムKRコミックス)

かみさまのいうとおり! (4) (まんがタイムKRコミックス)

きらら系を筆頭にした若年男性向け四コマ漫画のアニメ化が流行る昨今。
どれだけ人気があってアニメ化が待望されても実現はまずないだろうと思われる『かみさまのいうとおり』。
湖西さんの出産などもあり、ちょっと間が空いて4巻が出ました。


まあ、笑い方面に関しては変わらずです。
いや、むしろ以前より産後の方が酷くなってる(誉めてる)ような気も。
とにかく下ネタ関連の暴走っぷりが今回は飛び抜けてた印象が…。


その反面バランスを取るためかたまたまかは定かではありませんが、ちゃんとしたストーリー上の進展も目立つ構成です。
まずひとつめが進級。
たしか以前に一度サザエ時空をして年を越してるのに学年が変わってないじゃないかー云々って自虐ネタが巻末にあったと記憶してますが、4巻で初めて晴れて進級。
クラス替えもある制度の学校らしく、クラス替えもされています。
ま、メインの面子は変わらないけれど。


ふたつめはまりあの身辺に関する展開ですね。
以前に、虚無僧学生の明暗寺がまりあのバレッタの裏にある五芒星に曰くありげな反応を示していたことがありましたが、それに絡んで更なる進展があります。
詳細はネタバレなので明かせませんが、まりあの出生に関することなどなど今までの軽いノリとは一味違ったインパクトのある展開。


でもって最後はなむの変化。
まあ、これは上のふたつほど大したことではないんですけど、なむも年相応の女の子らしさが出てきたかな?っていう話ですね。
想い人はなんと…。


そんなこんなで変わらずの下散弾のバカっぷりに+αで充実した1冊となってます。
とはいえ、あまり急に話が動くとそろそろ5巻や6巻で完結しちゃうんじゃないか?って不安もありますが…。
湖西さんが日常生活の方で以前より遥かに忙しく大変になっているだけに「キリの良い所で終わらせておこう」ってならないか心配。