月面兎兵器ミーナ 1
- 作者: ナイロン,フジテレビ,GONZO
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/08/27
- メディア: コミック
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同タイトルアニメのコミカライズ作品。
作者は成年誌?などで実績のある(らしい)ナイロンさん。
小さい頃からの夢だったアナウンサーとしての第一歩を踏み出した現役女子高生─佃美奈─
高校生とアナウンサー、そんな二足のわらじをこなす美奈に更なる役目が舞い込んできた。
その役目とは、地球のスポーツ文化を荒らす宇宙人を成敗すること!?
えぇぇぇ!?同時にそんなにいくつもできないよぉ。
地球のスポーツエンターテインメントは宇宙でも類を見ない優れた文化である。
それ故に、これに対し私欲や興味本位で不法に介入する宇宙人が後を絶たない。
これら宇宙人から地球のスポーツを守るのが、“月城ミーナ”こと美奈を一員とする“ラビットフォース”なのだ。
上段があらすじ、下段が世界設定。
まあ、有り体に言えば変身ヒロインもの。
正体はバレてはいけません。しかし普通の生活をしつつもしっかりラビットフォースの役目は果たしなさい、という無茶振りです。
尚、「一員」と上述したように他にも何名かの同僚が居ます。
数え方によって若干増減しますが、1巻では美奈を含めて5人ほどのフォースが登場。
1巻収録7話の内、そうではない回もありますが基本的には1話につき1回宇宙人を成敗する1話完結形式。
ストーリーの方は独自の展開が多分にありますが、概ね漫画1話がアニメ1回分とリンクしており、物によってはアニメとほとんど同じ話もあります。
というわけなのですけれど、一般的に漫画→アニメ化のケースにおいて20分強のアニメが漫画数話分を消費することは珍しくないです。
しかし、その逆であるこの作品はアニメ1回分が必ず漫画1話に収まっています。
そのせいで如何せんどうしても内容かっ飛ばし気味のハイペース感が否めません。
アニメの『月面兎兵器ミーナ』が好きだった人がガッカリするほどではありませんが、アニメ以上のものではないように思えます。
また、絵の方は基本的には経験のある人だけあって上手いですが、描きなれていない為かアクションが少し魅力に欠けるように感じられます。
恐らく「○巻X話くらいで完結」とあらかじめゴールまでの道程がある程度決められているものと思われますが、あと少しばかりじっくり丁寧にストーリーを進めて欲しいなぁというわけで、若干消化不良気味。