こどものじかん 4

こどものじかん(4) (アクションコミックス)

こどものじかん(4) (アクションコミックス)

  • ココにしんみり :青木が語る「何のために」(183〜184頁)

イチバンになれるのは常に一人だけ。じゃあ、なれなかった人の努力の意味は?そも、一番になれる見込みがない人は何のためにそれを続けるのか。
人生論というか一種の哲学みたいなものですが、青木先生も子供と一緒に成長してます。


来月にはTVアニメの放送も始まるある種の問題作、第4巻。
いや、ほんと、こと“エロ”に関しては「問題あるよなぁ、コレ」と常々思っておりまして…。
テレビ放送できるようなものじゃあないですし、テレビ以前に漫画としても度が過ぎている部分も。
まあ、教育問題一辺倒だと集客力が悪いからこれがひとつのウリなのは解ります。
解りますが、エロすぎるしそもそも小学生だしで、かえって集客の対象が限定されてしまい(以下略)。


なんかこの辺の話は1巻か2巻辺りでもした気がするのでもう止めます(笑)。
というわけで、4巻もちょっとアブないくらい“いかがわしい”シーンが満載。
アニメ化効果*1もあり、そういう所ばっかりフィーチャーされている気がするのが少し残念。


さて、4巻でも結構色々な変化が。
まずりん達の学年が4学年に上がります。
(クラス替えはありません。僕の母校がそうだったように、1・2 3・4 5・6年は同じクラスで。低学年から中学年、中学年から高学年になる時だけ替わるんでしょう。)
但し中身が同じでも委員の選出などは年度ごとに改めます。
無論、学級委員も新しく選ぶことになるのですが…。


今回一番の山・キーポイントはここですねー。
青木のクラスで、名前のある生徒が三人しか居ないのでネタバレを避ける必要もないかとは思いますが、彼女が委員長になることで、クラスにも本人にも大きな変化が生まれます。
そして、その恩恵を受けて青木先生も今まで出来なかったことが出来るように。
誰のためでもない「自分のため」と語る姿は冒頭に挙げたシーンと並んでちょっとした感動を誘われます。


んで、その他の変化点はというと。
ひとつは黒。
意外な、本当に意外な人物との親交を持った事で少し変わった様な気がします。
もうひとつがその親交の相手の変化。


また、今回は白井先生についても掘り下げがされています。
学生だった頃の彼女と、当時の苦悩について少し。
その過去の体験が彼女を少し捻じ曲げてしまったような印象…。
そして、彼女が意見役というか何と言うか、教員室で比較的立場が強い理由についても明かされます。
ちなみに巻の最後の方では美々がまたしても小さな挫折を覚え苦しむ話がありますが、これに関しては4巻内で一応の解決をみます。


と、ストーリーに関してはこんなものです。
あとは細々とエロいシーンだとか何だとか、絵の方での見所?があるくらい。
個人的には髪型はアップで眼鏡にスーツスタイルの宝院先生がイチオシ。
理由があってのジャージ姿とはいえ、やっぱりこういう格好の方が良い。
運動会でのコスプレに関してはノーコメで。


最後にひとつ。
レイジの黒さがいよいよもって心配になってきました。
はっきりいって「病んでます」。
こいつだきゃあ外せねぇ、マジ危ないぜ。

*1:と言ってもまだ放送始まってませんが