ソウルイーター 10

ソウルイーター 10 (10) (ガンガンコミックス)

ソウルイーター 10 (10) (ガンガンコミックス)


ソウルイーターも大台突入。
作者の大久保さんも思わず気合を入れて髪型をモヒカンにしてしまうそんな10巻目。


前回の魔道具“BREW”争奪戦の続きから。
教師陣の言いつけを破って磁場内に突入したマカらはこれまでも度々登場していたあのちっこい爺さん(といっても巨大化しましたが)と対峙。
決着は?BREWは誰の手に?という流れで争奪戦の終結までをほぼノーギャグのシリアス展開で描き、そこまでで半分。
後半は死武専の対策とは裏腹に何故か止まらないシュタインの狂気の進行の原因を探る話。
これだけ手を尽くしてるのに異常をきたすということで、内部にスパイが居る可能性を考慮した死神様は渋々内部調査を入れることに。
シュタインはどうなるのか、そして果たしてクロナは?という話。


前半はほとんどバトルだけ。
それもマカ達の戦闘が9割方支配しており、他の生徒の戦い振りは前回限りで今回はなし。
途中だったジャスティンvsギリコ戦もほんの数ページと少ないです。
ただし、その分ページを割いているマカ達の方がなかなか面白いことになってます。
9巻で前振りされていた「チームの波長を合わせる」戦い方の実践をすることになるのですが、波長を合わせるために取った手段が・・・。
ソウルがピアノを弾けるという設定がこんな形で生きてくるのかぁと感心。


後半は内部調査を担当する新キャラ─B・J─が調査を進める様子と、ブラックスターが何だか調子がおかしいみたいだぞ?という流れ。
こちらは幾分ギャグも盛り込まれている展開ですが、シュタインがかなりヤバそうな所まできているわブラックスターは体に変調をきたしてるっぽいわ、挙句おもしろくて良いキャラなB・Jが出てきたばっかですぐ死ぬわとのっぴきならない事に。
ラクネがどうだとかメデューサが生きていて〜とか以前に死武専は中の問題が山積し始めてて大変っすね。


尚、予告から察するに11巻では日本が話の舞台となるようです。