シゴフミ 第1話「コクハク」

死んだ人間が、最期に遺したメッセージ…それが“シゴフミ
「死なないと、言えないこともある…」
愛と悲しみの感動作。
今、あなたにも、シゴフミが届く・・・。



同名小説のアニメ化。
と思いきや、そうではなく、小説とアニメは『シゴフミ』という母体から生まれた別々の作品。
あっちが鶏でこっちが卵といった親子の関係ではなく、いわば兄弟のようなものでした。
そして、アニメの出来が素晴らしい。
昨今勢いを増すメディアミックス展開にありがちな「原作の人気にあやかってとりあえずアニメ化して売るもん売っちまおう」というビジネスのことしか頭にない無数に蔓延る駄作とは大違い。
一応は先に生まれた兄である所の小説『シゴフミ』の名前に負けまいとするだけに留まらず、踏み越えてやらんばかりの超意欲作。
U局主体の全国ネット放送ではありませんから見れない地域の人も少ないことかと思いますが、必見の一作、世に名を残す名作になる予感、バリバリです!(゚Д゚)クワッ


と、いうわけで見ました第1話。
ストーリーが小説にないアニメ書き下ろしであるのはもちろんのこと、登場人物の設定まで違うというこの作品。
まずもって、相棒の杖が違います。
小説ではマヤマ。
一人称が「僕」の男の子を思わせる人物(?)ですが、アニメはアヤカ。
一人称も「私」というまったくの別人(?)但し喋り方や声が少年っぽいという点は変わらず。
人称ついでに言うと、文伽も自称が「小説:私 アニメ:僕」と異なっていました。
そんなわけでいつもの「原作読者の視点から」のレビューは不可能です、ムリ。
そもそも小説が厳密には原作に位置しないため、小説を前提にレビューするだけ無駄というもの。
つきましては、以後まったくの初見さんとして純粋に楽しませてもらう所存です。


尚、第1話ということで方々の評判を頼りにこれから見るか見ないか決めるという人も多いことか思いますので、今回はあらすじを書かずにおきます。
てゆーか、もしかすると今後ずっと書かないかも知れません。
だってなんか書くの大変そうなんだもん、内容的に(マテゴルァ)。


それから、BGMも雰囲気が出ていて作品の盛り上げに一役買う良いモノを創ってきていると思います。
やはり音は大事です、映像作品ですから。