狼と香辛料 第四幕「狼と無力な相棒」


っひょー!盛り上がってまいりました(゚∀゚)
先週を離陸段階に入ったとすれば、今週は佳境も佳境、この作品の真骨頂とも言えるポイントへのフライハイ。
もう目が離せない、続き気になって仕方ないという方も多いのではないでしょうか。


はい、てなわけで2年前に原作が話題をかっさらっていった作品の本領発揮の回。
あらすじは簡潔に済ませますが、ゼーレンとその背後組織の企みを見抜いたロレンスは、その裏をかいて儲けを出す方法を馴染みの商会─ホロが毛皮で詐欺ったミローネ商会(しかしそこは商人。感情では動かないので割り切りも早い)─へ持ち込み、計画を実行するだけの組織力を得ます。
が、大きな儲け程リスクが伴うのが世の常。
計画を見抜かれた相手組織が黙ってはおらず、危機にするロレンス。
ホロが囮となり窮地を凌ぎ、ロレンスは単身ミローネへ助力を仰ぎに行くが…。ズガガガーンΣ(゚ロ゚)
というのが今週の展開。


今回も原作での1話分一区切りをアニメ1回分にしての構成でしたので本筋に関わりの薄い部分におけるホロとロレンスの夫婦漫才などの省略が止む無くされていましたが、大筋原作通りに手に汗握る知謀たっぷりの良エピソード。
既に先の展開を知っててもハァハァできました(*´Д`)
元々の作りがややこしく、決められた時間の中でアニメーションにするには大変な苦労が強いられると思われますが、制作陣営がとてもよくやってると思います。グッジョブだ!(`Д´)b
ちなみに眼鏡は見るからに怪しくて悪役っぽいですが、そうではなかったですね(笑)。
原作はここで「こいつ怪しくね?」と思える作りではなかったので、アニメは独自の演出でひとつ見所を増やしてきましたね。


ただ、そういったメリットがある反面やはり文章と映像という違いすぎる畑の宿命か、原作では会話文にせずとも地の文で説明できる解説部分もアニメでは科白にのせる(或いはナレーション)ぐらいしか伝える方法がないせいで、その辺がすべて科白任せなのが泣き所(つД`)
後半は特に気になる部分もありませんでしたが、序盤、ロレンスが交渉の初期段階として相手をしていたミローネの使いの人が超説明口調(ゼーレンと酒場を出た後シーン)だったのが…(気にしすぎといえば気にしすぎ)。


それにしても何度聴いても良いOPです(*´∀`*)
作中のBGMもなかなか良いですし作画も安定しているように思えます。
色々な面でクオリティが整っていて、原作ファンとしては嬉しい限り。
来週が待ち遠しい。