GA 芸術科アートデザインクラス 2

GA 芸術科アートデザインクラス (2) (まんがタイムKRコミックス)

芸術は多忙だ！？…な、喜色満面ラッキーデイズ！！（帯の煽りより）
きゆづきさとこ、もうひとつの人気作待望の第2巻。
カラフル愉快で賑やかなGA生活は今日も絶好調♪


1年ちょっとぶりの2巻。
きらら系4コマの刊行ペースとしては至極標準的なペースですが、買い手の待ち焦がれ度による心理的錯覚のせいかもっと待っていたような気がします。
何はともあれ無事にリリースされた2冊目。
多くの作品がそうであるように、本作も新しい登場人物をむかえて更なる広がりをみせています。
とはいえ、8割9割いままでの面子による今まで通りな調子の4コマが占めているのでそう大きな変化はないんですけど。


新キャラは主が2名、副が2名といった所。
主の二人はGA（芸術科Aクラス）1年の5人組と同じく芸術科に属する先輩で、それ専門のコースである芸術科のある学校で芸術部という需要のない部活を営む部長さんとその親友。
そして副の二人はその部員（学科は別なので芸術科の人ではないです。あと、男子です）。


そして、これまで生徒だけだった画面に教員が登場する機会も大分増えています。
よく登場するのはGA担任の外間先生、芸術部の顧問でもある笹本先生、GA副担で新米の宇佐美先生の三人。
こちらも生徒に負けず劣らず個性的な面子で、作品の彩りに貢献してます。


話の方は美術関係のネタをふんだんに盛り込みながらも、相変わらず敷居の高さを感じさせないとっつき易さが良いです。
また、絵の方もやはり多くの作者さんがそうであるように初期の頃との違いが現れ、これなれてきたという印象をもちます。


ちなみにGAと芸術部には旧知の仲である人がお互いに1人ずつ居ますが、全員が一同に介したり直接関わって何かをするといったことはほとんどありません。
登場人物が増えてもあくまでGAはGA単体として変わらずにあり、色を失わないor色が混ざらない配慮がされている点は非常に好感がもてる作りですね。
それから、2巻にもちゃんとカバー下に「もっともらしいウソ広告イラスト」が収録されています。