狼と香辛料 第8幕「狼と正しき天秤」


先週もお伝えした通り7話を飛んで8話が放送された今週。
物語は今週から原作の2巻目に入っていきます。
今回はその前段階としていくつかの伏線を張るのみに留まり、続きは次回へ。


件の取引で得た儲けを胡椒に換えホロの帰郷を兼ねた行商を再開したロレンス。
早速次に寄った町で胡椒を換金しようとするが、そこで一杯食わされそうに…。
が、そこをまたもホロの力を借りる事で凌ぐばかりか想定以上の利益を掴むきっかけを手にする。
そうして胡椒を高級武具に換えたロレンスは次なる町、教会都市リュビンハイゲンへ馬車を向ける。
そしてその道中、羊飼いのに遭遇し…。



といった具合に次の話が始まりましたが、何でもないようで居て実は今週は結構伏線が多かったりします。
まあ、それは追々わかること&ネタバレなのでどれそれが伏線なんですよといった無粋な説明はしません(笑)。
が、先のことに関わる伏線は別として今週既に済んだ事に関しては色々と書くべきことがあるかも知れません。
というのも、やはり原作の2巻は1巻よりもページ数が相当多い事から省略が大分目に付きます。
(かと思えば冒頭、酒場での魔術師云々の話など原作にはなかったはずの場面があったりもしてますが)
それから先週までは小説での一幕(=一章)の始まりから終わりまでをアニメの一話としていましたが、今週からはそうはならない模様。
現に今週で既に第二幕の中ほどまで差し掛かってます。
はえぇ(;´Д`)


で、省略云々の話ですが、まずポロソンに到着し胡椒の商談に入る前の原作部分がほとんどカット。
唯一残っていたのは桃の蜂蜜づけにホロがときめいてテンション上がるくだりの所だけ。
まあ、物語の本筋に関わらない部分が多いので涎ホロとかの要所以外はバッサリ行くのも仕方なし。
もうひとつはポロソンがどういう町なのか、という原作でも会話文に当たらない所の説明部分。
そして例の取引での天秤に関しての突っ込んだ説明が不足気味、と言った所すかね。
ただ、省略があるせいで話が解り難くなっているというのは最悪ですが、そうはなってません。
むしろ色々と突っ込んだ話が省かれているので話が単純化しています。
小説を読んでいると物足りない気がしてしまう感じっすね(´・ω・`)
あ、それと原作ではリュビンハイゲンで金の密輸に成功すれば10倍の値段で売れるという設定になっていますが、アニメのロレンスは2倍と言ってました。
なんかすっげぇショボくなってて、そりゃ確かに腕の切断とは見合わないわって思った(笑)。


と、そんな感じでさすがに尺というアニメならではの枷の影響が目に付き始めた今週ですが、それはそれ、これはこれとして今週の展開についてのおはなし。
これに関しては省略の多いアニメだからとかではなく、原作でもこの辺では同様の感想が持てる話。
何かといえば、ロレンスへたれすぎじゃね?って話。
ぶっちゃけて言えば一商人としてロレンスを見た場合、この8幕までの間ほとんどいいとこなし(笑)。
ホロのおかげで、ホロが居るから、といった感じで何とかなっている観がありまくり。(ノ∀`)゚。
その割には態度も感謝もいまいち足らないように見えるこの男に対する視聴者の評価はあまり高くないんじゃないかと思うわけですが( ´∀`)y−┛~~


ただ、一応そのうちロレンス主導で成功を収めるとかいった活躍の場があります。
それが最初の全13話の内にくるという保証はありませんが。
二期が実現しないと活躍できない男、ロレンス(笑)。
まあ、金儲け絡みでの活躍はなくてもその他で見せ場を発揮してる(このあとする)のがロレンスの良い所でもありますけど。


でもって今週のホロ。
アレはなんだ、けしからんヽ(`Д´)ノ
この娘、わかっててやっておるな!この小悪魔め!
でもKY
可愛いから(K) 許す(Y)
小説でもアニメでも、ホロはずるこいです(*´Д`*)
特にアニメの方は一段と憎いっすね。
「憎さ余って可愛さ百倍」ってな塩梅に諺と逆なことになってますよ。
しかも何か小説と違って既に女性を見るロレンスを受けて嫉妬するみたいな感じになってるし…もうかよ、はえーよ(笑)。
それとアニメスタッフはノーラにヒロイン補正かけすぎです(´ー`)


さて、予想に反して今週から既に登場してきたノーラですが、本格的な出番は来週からのようです。
ヤレイを葬り去ってその座についたクロエはとんだ女でしたが、ノーラなら、ノーラならきっと大丈夫!