狼と香辛料 第十二幕「狼と若造の群れ」

今週はそれほど目立った省略もなく(幕間のホロレンスのやり取りがカットされていたくらい)、また取引条件などの解説?が要りそうな場面がなかったため簡易更新。
展開もほぼ原作通りであり、アニメ化ならではの良い所もこれといってなかったように思えたのである点に関してだけ言及するに留めて終いとさせてもらおうと思います。


で、そのポイントですが…。
レメリオ商会に裏切られてまたしても見事に失敗したロレンスですが、レメリオ商会との共同密輸を画策した事そのものからして根本的に間違いだったわけではありません。
何故ならあの時点でのロレンスにはそれしか方法がなかったわけで、たとえ裏切られる可能性が多分にあってもそうするしかなかったから。
無論、ロレンスも馬鹿ではないので裏切られる可能性は考慮していましたし、その事も念頭には入れていましたが、成功の大前提として「レメリオ商会が裏切らないこと」がいの一番にくる以上彼らを信用して計画を続けるしかなく、疑った所で対策が出来るわけでもないのでハッキリ言って「裏切られない可能性に賭ける」以外にどうしようもなかったわけです(笑)*1
ちょっと考えれば裏切られそうなことくらい容易に想像つくじゃないか、バカなロレンス…というかストーリー展開だなぁと思われたかも知れませんが、そこまで浅いストーリー構成ではなく、きちんとそこまで考慮した上で物語が組まれてるんですね。
男には、負けると解っていてもやらねばならぬ時がある!(゚Д゚)クワッ(何)


それはそうと、今週はサムネ*2やその前の「下がれ!」の時のホロがかっこ良過ぎた(*´Д`)
作画気合入りまくりでしたね。


さて、原作のストックはたっぷりとあるにも関わらずわずか2巻までの話を消化しただけの来週で放送は終わります。
まあ、1クールだとこんなものだろうと思うわけですが、これはどう考えてもまず手始めに様子見で1クールやって評判を窺い、いけそうだったら2期→3期のパターンですよね。
早ければ年内にも2期の話が浮上してくるんじゃないでしょうか。

*1:向こうははなから裏切って三人とも切って捨てるつもりでいたのだから、あの時点で離れ離れになって孤立することを避けた所でどのみち最終的には裏切りにあって同じようなことになる。それが遅いか早いか、一人の時か三人の時かの違いでしかない、と。

*2:ロレンスと別れた後に狼に囲まれて「やはり若造じゃな(ry」と言っているシーン。なんかもうここだけ見るとバトル系やハードボイルドアニメですか?と思うような「見切り」のキレがありましたね。