BAMBOO BLADE 8

BAMBOO BLADE 8 (ヤングガンガンコミックス)

アニメ放送開始と同時に6・7・8巻と2クールの放送の間に怒涛のリリースラッシュをしてきた最新刊。
アニメも良いですが、やはり慣れ親しんだこの“原作のカンジ”も良いものです。
それにいくら刊行ペースが早くてもアニメは毎週あるものなので、何だか懐かしい感じがして楽しくなったりもします。
アニメのバンブレにしか触れたことのない人も是非。


ちなみにアニメが最近すごい展開とテンションの上下を魅せていますが、原作はノリの軽さとテンションの安定性に定評があります。
アニメのあれと同じものを期待すると拍子抜けするかも知れませんけれど、漫画には漫画の良さがあるのも確かだ！と言っておきたいと思います。


で、8巻の内容の方ですが、今回は久しぶり？にコジローと他校が中心の話。
室江のみんなの主な活動場所もいつもの室江校道場ではなく、今回はなんとタマの家の道場です。
レギュラーの面々も登場機会は減っていませんが、場の彩りや幕間としてわいわいがやがやしたり背景だったりが多く、物語の進行の中心には来ていません。
そしてコジローですが、何もアニメで不甲斐なかったからというわけではないのでしょうが、今回かなり頑張ってます（笑）。
逆に石橋先輩はほとんどネタキャラ化しており、既に敗北フラグが…。


また、雑誌を読んでいないのですっかりアニメオリジナルキャラだと思い込んでいた鈴木凛が漫画にも出ていました。
名前だけが話に挙がっただけで出番はありませんでしたが（ちなみに漫画では鈴木リン）。
その他、練習試合をするということで町戸の時と同じく相手校の生徒として、若干名の顔キャラが新登場、
（現時点では部長と副部長の二名が該当。町戸の時の5人に比べると随分少ないですね。）
つか、まだ登場機会や科白も全然なくて性格や個性が見えてきたわけでもないのに、既に何となく近本が好きなんですけど、どうすればいいですか。


尚、肝心の鎌崎校（石橋受け持ちのもうひとつの方の学校）との練習試合とコジローvs石橋戦は次巻以降となっています。
アニメの放送がもう終わる頃なので、終わった途端ペースが元に戻って9巻を半年前後待たないといけなくなったりしないか少し不安。
ちなみに巻末には前巻のタマキに引き続き、サヤをメインにした番外編が載っています。
サヤが剣道部に入り、高校から剣道を始めることになった経緯を描いたお話です。