ランペイジ 1
- 作者: 吉永裕ノ介
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2008/04/12
- メディア: コミック
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休刊時に連載継続中だった作品の中でも復活を望む声が強かった同名作品が出版社を替え、ついに復活!
時は三国期、張飛と主役としたオリジナルファンタジー三国志。
はい、とゆーわけで忘れた頃に帰ってきました『ランペイジ』
作者のペンネームが吉永裕介から微妙に変化していますが、それ以外は特に変わりありません。
本当に何も変わりなく、旧版が手元にありませんので記憶頼みとなりますが
講談社のアッパーズコミックス時の1巻と全く同じはずです。
なので、講談社版を持っている人はわずか1ページのあとがき(もっとあるかと期待してたのですが…)漫画以外に見るべきところはなく、わざわざ買う必要はないかと思います。
シーンカットを主に一定程度の修正がされているようです(綾女桜さん、ありがとうございました)。
とりわけカットではなく書き替えがされた「釈放後の張飛の入隊宣言」*2は見過ごせない変更点かと思われます。
2巻以降はふっるい記憶に頼らず旧版と比べながらじゃないといけないかなぁ。
と、ここまでは旧版をご存知の方向けのアナウンス。
ここからは普段通りざっと内容紹介のようなものを。
まず、上述の通り三国志モノです。
但し劉備が女性であったりといった人目を引く明らかなオリジナル要素があり、硬派な三国志ファンにはちょっと抵抗があるやも分かりません。
続いてストーリー。
そこらのごろつきだった張飛が、挙兵間もなく少数ながらも勢いのある劉備率いる義勇軍に参加。
程なく初めての戦を経験するも、それまでの根拠なき自信が打ち砕かれるほどに戦場は過酷。
逃げるように義勇軍を去ろうとした矢先、面倒事に巻き込まれあえなく命を落とした。
かに思われたが、目を覚ませば傷も痛みもない。
それというのも、知らずに死を司る神仙─北斗─の力を受ける事となったため。
そうして常人ならざる力と命を手にした張飛は再び戦の場に立ち常軌を逸した活躍をするのだが…。
といった具合に始まり、そこに件の女性劉備が関わることとなり〜という張飛の活躍記めいた作品。
画力があってストーリーの独創性もあり、個人的には結構好きな作品なだけに復活はとても喜ばしい事です。
しかし残念な事にこの様子だと続きが読めるようになる4巻までは変わり映えのない刷り直しがただ発売されるだけとなりそう。
どうせなら既刊分の新装版は一挙にリリースしてくれれば良いのですが、いましばらくは我慢の時でしょうか。
ちなみに張飛の他にも一騎当千の活躍をする武人が何人かおり、さながら無双系ゲームのようなとんでもない戦場になっています(笑)。