図書館戦争 状況〇七「恋ノ情報探索」

仲良きことは美しきことかな。
才色兼備の優秀な図書館員である柴崎が郁なんか(「なんか」ってのも酷いですが)と親友でいる理由が今週の話によく現れてますね。


しっかしまあ、飛ばすこと飛ばすこと。
ばっさばっさカットしつつフルマラソン中距離走にまで切り詰めたかのようなハイペース。


今週はこの先何度となく物語の鍵となってくる手塚の兄─慧─と彼が主導する未来企画が初登場。
先週の件で手回しをしてくれたのもその慧なのですが、どうやらこの兄弟はいがみあいが絶えないよう。
といっても、弟が一方的に兄に反発しているだけですけれど。


さて、キーマンの慧が登場し、さらには彼とつながりがあるらしい朝比奈という男が柴崎へのアプローチを見せた今回。
小説では柴崎の内心が移り変わる様がじっくりと描かれるのですが、早い早い。
1話でもうそこまでいくか、と思わずにはいられないほどでしたが、不思議とストーリーは何ら破綻していないから凄い。


でもキャラデザはちっともすごくない。むしろ正直どうかと思う。
原作から受ける朝比奈のイメージってあんなのだろうか?
まあ、それに関しては感性の問題なのでおいておくとしても、手塚と路線が似すぎ…。
そして何より砂川が酷い。
なにあの見るからに私は悪役ですっていう顔(;´Д`)
今時ジャンプ漫画でもあんな露骨な悪役居ないよ。
ついでに慧もインテリ眼鏡のテンプレすぎてなんだかなぁ、と愚痴を。


それはさておき、この前後のエピソードは原作での2巻にあたる『図書館内乱』の中心となる話。
そのタイトルからも察せられるとおり良化特務機関との外面的抗争ではなく、図書館陣営内部での内紛が描かれます。
そして図書館内部にまで忍び寄る慧の魔の手と計略に郁が嵌められてしまい…という所で来週へ。
慧の本当の目的は?
現状の体制を憂いているのなら何故図書館を揺るがすようなことを?
乞うご期待。