図書館戦争 状況〇八「策動セシハ手塚慧」

綺麗な夕焼け
と、この風景に象徴されるように後味の良いスッキリした回となった今回。
それというのもアニメではこの問題がわずか1話で片がつくスピード解決となったおかげ。
尺の都合から原作と違い査問の過程が短くなり、女子寮内での郁の孤立の描写も減った事が奏功したと言えます(*´∀`)
まあ、その分本来はもっと重い問題であり深刻なはずの騒動が軽いノリになっている気もしますが、そこはご愛嬌。
良い点もあれば悪い点もあるのは常とするべきですね。


そしてED曲が良いよなぁ、と毎度思ったりするのです。


ところで、慧がきもい件について。
いや、失敬。
でもアレですね、特徴的なキャラ付けと声優の演技もあって何だかアニメの手塚兄は随分ヌメヌメしてて薄気味悪いってのは正味な話。
良いキャラしてておもしろいんですけどね。(ノ∀`)゚。


ちなみに今週の最後にようやく王子様=堂上という事が明らかになりました。
ま、視聴者からすれば原作の読者であろうがなかろうがはなっから分かりきっていたことなので今更ではありますが、当人の郁にとっては寝耳に水。
驚愕の新事実を前に今後堂上とどう接したらいいのかわかんないよぉ(アニメ違い)状態になることが容易に想像されるわけでして…。
来週はそんな折に郁を初め、柴崎・手塚らが図書館員として初の昇任試験を迎える。というエピソードをやるようです。
(原作三冊目『図書館危機』のエピソードになります。)


尚、今回初めてアニメでも原則派と行政派に関する言及がなされました。
原作では割と事ある毎に話にのぼり説明がなされる事が多かった図書館サイドも一枚岩ではないというこの内情。
とはいえ、アニメは事ここに至ってようやく図書館内にも派閥なんてものがあるのだと確認された程度に留まりました。
さすがに駆け足という事もありアニメではそこまで踏み込んでの作品作りはされないようです。
また、柴崎と朝比奈の件に関してももう少し根深いあれこれがあったりもします。
(最後の方で柴崎の口からでた「情報部」というキーワードもその辺に絡んでの話になります。アニメでは何の説明もないので何の話?という感じですが…。)
その辺の突っ込んだ話にも興味が湧きましたら小説を読みましょう、という事ですね(*´ー`*)


それから最後に一応補足しておきますと、柴崎の逆鱗に触れたのは彼女を騙まし討ちした事ではなく、郁を罠に嵌めた事だったりします。
(アニメは構成上アッサリ解決したように見えるので知る由もないことですが、原作では郁は寮での孤立と査問を受けながら隊員としての日々の業務もこなす過酷な状況が2ヶ月続いています。
友達思いであり郁の事になると目の色変わる、といった所。
やはり素敵な女性です(結局それが言いたいだけ)。