図書館戦争 状況一〇「里帰リ、勃発」

水戸で開催される県展に良化機関の検閲必至の作品が出典されるらしい。
茨城の図書隊だけでは対応し切れないということでタスクフォースの面々が応援に駆けつける。
だがしかし、そこは関東図書隊下でも折り紙つきの歪んだ運営がされている図書館で…。



今週は郁が実家方面で任務に励まなければいけなくなる話。
田舎のネットワークを侮るな、誰かの目に触れたらたちまち母親の耳まで伝播して即拿捕されるよ!
というのが原作での郁の主張。
アニメはそこまでの事は言っていませんでしたが、まあ結果的に母親に見つかったのは原作通り。
それも志を同じくするはずの図書館員による告げ口という最悪の形。


とゆーわけでおおまかな流れはいつも通り原作準拠。
そしてさすがにこのストーリーを1話に押し込めるのは無理ということで、初の前後編になっていました。
が、そこまでしても原作の入り組んだ奥行きあるストーリーを再現するには全然足らなかったみたい。
これまでは簡素化しつつも上手い事アニメ化してる印象がありましたが、今週は…。
何このやっすいストーリー、薄いなぁ…という感想を禁じえず(´・ω・`)


ちなみにアニメでは真っ先に郁の所に来ていた母親ですが、原作ではいきなり司令部に乗り込んでいます。
そしてそれを知らされた郁が顔を合わせたくない→小牧や堂上に説得されて司令部へ→玄田や堂上同席の元、アニメであった問答をして頬の引っ叩きあい→堂上に言われて一時退席→親父さんを呼ぼうという流れ。
で、この後の流れも違いまして、親父さんが母親を宥めて引き取って一旦お終い。
アニメのように三人揃っての話し合いにはならず、後から郁の兄(三人いるうちの長兄)が悶着したのを知って基地へ。
そこでハゲの話などをしてくれ、郁の中での母親に対するわだかまりが少し解消しておしまい。
それを知ってすぐ母に会うといった事もなかったので、今回のような直接的な和解にまで漕ぎ着けていません。


それから初対面で荷物投げという露骨な嫌がらせはさすがにない。(ノ∀`)゚。
一貫して大勢居る業務部のうちの誰が嫌がらせしてるのか分からないような嫌がらせしかされてませんね(例の洗濯物の件とか)。
小説では確か最初に郁が「なんなのここ?」という印象を持ったのが例の食堂での事で、防衛部の子に「説明してなくてすみません」と引っ張られていき、そこで初めて内情を知らされるって流れですね。


とまあ、色々と違うところも多かったわけでして。
てゆーかアニメだと郁に兄が居る事すら分からない構成でしたっけ?
一度も兄の話は出てなかったような覚えが…。


といったわけで何だか今週は不満ばかりですみません。
内容的にもネガティブな回だったので尚更ですね(´・ω・`)
ま、一番の不満点は柴崎が手塚に意識が向き始めるの早すぎだろ!ヽ(`Д´)ノってことなんですが(結局それかよ)。
そしてアニメは残り3話しかないんだから早すぎってことはないだろ、という冷静なツッコミを自分で_| ̄|○