ソウルイーター 12

ソウルイーター 12 (ガンガンコミックス)

ソウルイーター 12 (ガンガンコミックス)

自ら死武専囚われの身となったメデューサ
その真意を計りかねる死武専に対し「私は取引をしにきた」と告げる魔女。
そして数々の情報提供の見返りとして彼女が要求してきたのは…。



続きの気になる引きをした11巻の続刊がようやく発売されました。
ファーストインプレとしては、「うっひょー!おもしれぇぇぇ」
ここ暫く単発で面白いものはあれど、全体的なストーリー進行が一時期と比べてやや停滞気味だったので殊更にそう感じられます。
この興奮度は鬼神復活戦以来ですかねぇ。
メデューサが物語の中心に絡んでくるとおもしろくなる傾向がある気がします。


さて、今回の肝となるメデューサの要求ですが、大雑把な話としてはこう。
(具体的にどういった行動に出たかはネタバレなので差し控えます)
死武専、メデューサ、アラクノの三つ巴が続く現状。
ここは敵の敵は味方と考え、一時的に仮初の協力関係を結びアラクノを討たないか?
というもの。
ここからの展開が非常に面白い。
ストーリー的な事はもちろん、今回はギャグ的にも。


子供の体を借りているメデューサは今回から前面に出張ってくるのですが、内面の腹黒さと外見のギャップがツボすぎます。
憎むべき敵として位置づけられている人物にも関わらず、抱く印象はそれとは真逆の好印象。
という事は、ここで上がったメデューサ株が再び大暴落するような展開がこの後に待ち受けているんでしょうね…。
読者としては何とも複雑な心境です。


尚、前巻で椿の実家へ療養に向ったブラック☆スターが早くも巻末で復活の再登場を果たしています。
無論ただ復活しただけではない成長を遂げている様子。
って、この少年漫画定番とも言える展開の中心に居るのはブラック☆スター。
彼がこの漫画の主人公ですね、わかります。
タイトル変えた方が良いんじゃ?と時々分からなくなります(笑)。